NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/5/31


にし茶屋街 Nishi-chayagai Nishi Teahouse Street

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 金沢には、城跡や武家屋敷など、城下町として風情が残るが、それだけではない。艶っぽい茶屋街も、今もその姿をそのままに残している。
 にし茶屋街は、これも金沢の代名詞となる犀川の南側にある。文政三(1820)年、加賀藩によって、ひがし茶屋街とともに創設された。
 今も、料亭や芸子の置屋が軒を並べて粋な風情を残している。夕刻からは三味線の音なども聞こえてきて、さらに趣は深くなる。
 かつては一見さんお断りが主流であったのは、ひがし茶屋街と同じだが、今では旅館やお土産屋、喫茶店などがあり、散策するに楽しい。
 西茶屋資料館は、石川県美川町出身の作家、島田清次郎が幼少期を過ごした場所であり、清次郎に関する資料が展示されている。
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2007/2/8


二王座 Niouza Niouza

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大分県臼杵市に位置する「二王座(におうざ)」は、安土桃山時代以来の武家屋敷の面影をとどめる、由緒ある通りだ。平成五(1993)年には国の「都市景観一〇〇選」に選ばれている。
 二王座は、もともと阿蘇山の火山灰が固まってできた凝灰山の丘を切り開いて作った道。二王座の名前は、かつてこの界隈に祇園社(現八坂神社)の仁王門があり、仁王が睨みをきかせていたことに由来するという。
 この道には寺も多く散在し、格式ある寺院の大きな屋根や武家屋敷の瓦屋根、城壁、それに石畳がつづき、風情ある静かな趣をたたえている。
 通りにはお休み処「旧真光寺」や「稲葉秀道屋敷跡」が無料解放されているので、散策の途中に立ち寄ってみるのもいい。そのほか、旧真光寺近くには古戦場跡の「切通し」などがあり、見どころも豊富だ。
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2007/1/30


佐伯武家屋敷 Saiki-bukeyashiki Saiki Samurai Residences

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 大分県佐伯市、佐伯藩城下町に残る武家屋敷群。
 佐伯藩は慶長六(1601)年、豊後国日田から初代藩主毛利高政が転封され始まる。
 転封後、内陸の栂牟礼城(とがむれじょう)に不便を感じ、慶長十一(1606)年、番匠川河口の八幡山に鶴屋城を築城し移転。元和三(1617)年に焼失。その後は山麓部の三の丸が城とされ、近隣に藩士の武家屋敷が築かれた。
 現在、城山の周辺に残る武家屋敷は江戸のたたずまいを感じさせる落ち着いた雰囲気を今に伝える。
 明治二十六(1893)年、鶴谷学館に教師として赴任してきた国木田独歩が弟と下宿した武家屋敷、坂本邸は現在「城下町佐伯、国木田独歩館」として公開されている。
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2007/1/18


武家屋敷跡土塀 Buke-yashikiato-dobei Earthen Walls of Samurai Houses

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 藩政時代、加賀は百万石の城下町。今の長町あたりには中・下級の武士が住んだ屋敷が残っている。
 土塀、用水、石畳が当時の様子を偲ばせる。特に武家屋敷跡の土塀は、金沢城の石垣に用いられた戸室石を使用、武家屋敷跡の印象を情緒溢れるものにしている。
 現在もその屋敷には、実際に人が住み生活を営んでいる。それがまた、残る武家屋敷の雰囲気をリアルにしている。
 武家屋敷跡界隈は、石畳の小道も複雑に入り組み、かつての城下町そのままであり、そぞろ歩けば、まるで江戸時代に生きているような錯覚に陥る。
 屋敷を公開している野村家、加賀友禅の製作を実演する才筆庵などがあり、また休憩館にはボランティアガイドが常駐し、武家屋敷などの説明をしてくれる。近代的な繁華街の香林坊のすぐ側とは思えない、下町情緒に溢れる場所である。
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夢京橋 Yumekyo-bashi Yumekyobashi Castle Road

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 滋賀県の彦根城の堀端から旧中濠にかかる京橋まで、まっすぐ広がる通りがある。
 城下町の伝統を継承した黒い格子窓、袖壁、白壁、軒庇が続く町並み。景観を大切にしつつ、暮らしの見え隠れする古くて新しい町、
OLD NEW TOWN
 「夢京橋キャッスルロード」。
 この通りが位置する彦根市本町は、1603年、彦根城 築城とともに城下町の町割りが始められたという歴史のある町で、道路幅6メートルの町並みは、当時の風情を残しながら現代に至る。
 1985年、都市計画道路本町線の街路整備を実施する事になり、住民主導のまちづくりで歴史と伝統を活かし、新しい時代にマッチした城下町づくりが行われた。1999年にすべての整備が終わり、「夢京橋キャッスルロード」として生まれ変わった。
 歩道には彦根かるたをデザインしたレリーフが刻まれているので、一つ一つ見ながら歩くのも趣がある。
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