向上寺 三重塔 Kojo-ji sanjyu-no-tou Three-story Pagoda at Kojoji Temple
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室町時代・永享四(1432)年建立の塔。信元・信昌を檀那として建立された。
この塔は三間三重塔姿本瓦葺で相輪先端までの高さ19メートルを数える室町時代の代表的な建造物で、非常にまとまりの良い優秀なできばえである。肘木の先のみごとな彫刻、すみ木の下の組み物、美しい相輪の水煙など見ごたえがあり、特に各階層の高欄を支える四隅の親柱の飾りつけが逆蓮華になっていることや、須弥壇高欄親柱が唐様で、二重開花蓮の上に宝珠があるのも珍しい手法である。
また、この時期の瀬戸内海地域で流行した、蓑を長く垂らす優美な蓑束を用いており、中世の建築文化の高さを示す代表的な塔婆である。
この塔は三間三重塔姿本瓦葺で相輪先端までの高さ19メートルを数える室町時代の代表的な建造物で、非常にまとまりの良い優秀なできばえである。肘木の先のみごとな彫刻、すみ木の下の組み物、美しい相輪の水煙など見ごたえがあり、特に各階層の高欄を支える四隅の親柱の飾りつけが逆蓮華になっていることや、須弥壇高欄親柱が唐様で、二重開花蓮の上に宝珠があるのも珍しい手法である。
また、この時期の瀬戸内海地域で流行した、蓑を長く垂らす優美な蓑束を用いており、中世の建築文化の高さを示す代表的な塔婆である。
- 住所
- 722-2411 広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田57
- 名前
- 向上寺三重塔