NIPPON Kichi - 日本吉

2007/4/23

吉水園 Yoshimizuen 

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 吉水園(よしみずえん)は、江戸半ばにたたらの名門・加計隅屋(かけすみや)の当主が建てた個人所有の山荘。広島県山県郡安芸太田町に所在し、県の名勝に指定されている。加計はこの地の名前である。
 加計村の隅屋は、江戸期を通じて中国地方で最も最大手のたたら鉄山師であった。この隅屋の16代当主・佐々木八右衛門正任がこの地の景観と地形に着眼して天明元(1781)年に40日間を費やして作庭したのが吉水園のはじまり。天明二(1782)年には入り母屋造茅葺の吉水亭が落成した。
 翌年には正林庵薬師堂を移築、さらに京都の庭園師・清水七郎右衛門による三度の改修を経て文化四(1807)年に現在の姿が完成した。
 吉水園は、この地の景観をそのまま取り入れた廻遊式庭園。吉水亭から望む太田川と山並みは絶景だ。春と秋にそれぞれ2日間ずつ一般公開される。春は希少なモリアオガエルの産卵が見られ、秋には美しい紅葉を楽しみに多くの人々が訪れる。

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住所
731-3501 広島県山県郡安芸太田町加計3340
名前
吉水園
電話
0826-22-0002
email
info@yoshimizuen.com
HP
http://yoshimizuen.com/




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