お六櫛 Orokugushi Oroku Combs
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白木のミネバリを使った素朴で美しい櫛、「お六櫛」。信州に古くから伝わる伝統工芸品である。
お六櫛の歴史は、江戸時代享保の頃に遡る。妻籠に住んでいた頭痛持ちの「お六」という娘がある日御嶽山に詣でたとき、「ミネバリの木で作った櫛で黒髪を梳けば、頭痛は治る。」とのお告げを聞いた。そこで朝夕その櫛で黒髪を梳いたところ不思議なことに病は全快したのだった。そこでお六は、この御利益を同病者にも分け与えようと願い「ミネバリの木」で作った櫛を売り始めた。すると中山道を行き交う旅人の間で評判となり木曽路・薮原宿の名産「お六櫛」として全国的に知られるようになったのである。
原材料のミネバリは「斧折れ」カンバという俗称があるほど堅い木。 粘りがあって、梳き櫛の材料によく、その丈夫さからお六櫛は親子三代にわたって使えると言われるほどである。
お六櫛の歴史は、江戸時代享保の頃に遡る。妻籠に住んでいた頭痛持ちの「お六」という娘がある日御嶽山に詣でたとき、「ミネバリの木で作った櫛で黒髪を梳けば、頭痛は治る。」とのお告げを聞いた。そこで朝夕その櫛で黒髪を梳いたところ不思議なことに病は全快したのだった。そこでお六は、この御利益を同病者にも分け与えようと願い「ミネバリの木」で作った櫛を売り始めた。すると中山道を行き交う旅人の間で評判となり木曽路・薮原宿の名産「お六櫛」として全国的に知られるようになったのである。
原材料のミネバリは「斧折れ」カンバという俗称があるほど堅い木。 粘りがあって、梳き櫛の材料によく、その丈夫さからお六櫛は親子三代にわたって使えると言われるほどである。
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- お六櫛