NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/3/26


お神輿 O-mikoshi Omikoshi / Mikoshi (portable miniature Shinto shrines)

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 日本の神社の祭の際に、神霊が御旅所など、渡御するに当たって一時的に鎮まるとされる輿。輿であるから通常は担ぎ上げて移動するものを指しすが、それを台車に乗せて曳くものなど、別形態のものを指すこともある。
 形状は、小ぶりな神殿をかたどったものが多く、他に、神木、人の性器をかたどったもの、人形を置いたものなどもあり、大きさの単位は、ふつう台輪とよばれる部位の幅で測られる。重さは普通の神輿でも大体1トンぐらい、大きな神輿は約2トンもしくはそれ以上のものもある。
 狩猟と採集による移住を繰り返した時代に行われた収穫祭の祭壇が起源で、農耕が始まり人々が定住するようになると、神に対しても居所としての神社が誕生した。そして神の乗り物として神輿が継承され現在のような形になった。
 神輿が全国的に普及したのは平安時代ごろとされ、それは御霊信仰の普及に伴うものであった。
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2007/2/15


転法輪寺 Tenpourin-ji Tenporin Temple

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 奈良県、金剛生駒連山の最高峰、金剛山の山頂に位置する真言宗醍醐派の寺院。山号は金剛山。古くは一乗山転法輪寺とも呼ばれる。
 山岳宗教の聖地であり、天台宗、真言宗双方の修験の地。
 天智天皇四(666)年、役行者が開基。法起菩薩を刻み本尊として転法輪寺を建立し、一言主神を祀るために葛木神社を創建して神仏混合の霊山となった。
 古代、葛城山、高天山と呼ばれていた山名が金剛山となったのは転法輪寺の山号からとされる。
 境内、山中には福石、金剛牛王、夫婦杉などの多くの巨石、古木が並ぶ。
 山頂には泉南方面を望む展望台があり、天気の良い日は関西空港、淡路島までの遠望を見ることが出来る。
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2007/2/14


笛吹神社 Fuefuki-jinjya Fuefuki Shrine

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 笛吹神社は奈良県葛城市笛吹にある神社で、正式名は「葛木坐火雷(かつらぎにいますほのいかずち)神社」。
 主神は火雷大神(ほのいかづちのおおかみ)と天香山命(あめのかぐやまのみこと)、創建は神武天皇の時代とされ、延長五(927)年に作られた延喜式神名帳にも名前が残る古社である。
 祭神の天香山命は音楽の神、火雷大神が火の神であることから、楽器の演奏者、製造業者や消防関係者などが多く訪れる。
 元旦には奉納演奏会が行なわれて、多くの人で賑わう。
 境内の鎮守の森は県天然記念物の「イチイガシ林」であり、古代の巨木を今に残している。
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2007/1/25


神酒口 Mikino-kuchi Mikinokuchi

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 「神酒口(みきのくち)」は、各地方の正月の神棚を飾るため、左右一対で御神酒徳利の口に挿す、三百年以上の歴史を持つ民芸品。結婚式や上棟式などの席に縁起物として飾られることもある。  
由来は定かではないが、御幣(ごへい・お祓いのときなどに用いる白い装飾品のこと)の変形したもの、あるいは神様を迎え入れるためのアンテナとも言われている。
 地方により素材は竹、ひのき、紙と異なるが、奈良県吉野郡下市町では吉野杉を使う。表面に溝を彫り、
カンナで紙のように薄く削った経木の溝同士を編み目のように組み合わせて作るのだ。「汚れを焼き尽くすように」との祈りを込めて、まるで炎がメラメラと燃え盛るようなかたちに仕上げる。
正月が過ぎた後は、下市町では、一年間の無病息災を祈って小正月の「どんと焼き」で焼くという。
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