鳩車 Hato-guruma
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鳩車(はとぐるま)は長野県野沢温泉地方の伝統ある郷土玩具。アケビの蔓(つる)を細工し、鳩に車輪の付いた玩具である。全国郷土玩具番付で「東の横綱」に推挙されている。
はるか昔、野沢温泉近くの貧しい農家に来たお坊さんを快く泊めてあげたところ、一家はお礼につがいの鳩を授かり、幸運に恵まれたという話に由来する。子孫である河野安信がそれを思い出し、アケビの蔓で鳩の細工を作ったところ、飛ぶように売れたという。
その後、村内に蔓細工が普及した。しかし、明治時代に入ると蔓細工の売れ行きが悪くなり、とうとう鳩車を作る人はいなくなってしまったという。
それから二〇年程が経ち、安信の作った蔓細工を河野虎之助が研究し復元に成功。現在の形に整えられ河野平作に伝承された。
平作は昭和三六(1961)年の産業博覧会につがいの鳩車を出品。その時、訪れた皇太子妃殿下(現在の皇后陛下)の目にとまり、鳩車を献上したというエピソードが残されている。
はるか昔、野沢温泉近くの貧しい農家に来たお坊さんを快く泊めてあげたところ、一家はお礼につがいの鳩を授かり、幸運に恵まれたという話に由来する。子孫である河野安信がそれを思い出し、アケビの蔓で鳩の細工を作ったところ、飛ぶように売れたという。
その後、村内に蔓細工が普及した。しかし、明治時代に入ると蔓細工の売れ行きが悪くなり、とうとう鳩車を作る人はいなくなってしまったという。
それから二〇年程が経ち、安信の作った蔓細工を河野虎之助が研究し復元に成功。現在の形に整えられ河野平作に伝承された。
平作は昭和三六(1961)年の産業博覧会につがいの鳩車を出品。その時、訪れた皇太子妃殿下(現在の皇后陛下)の目にとまり、鳩車を献上したというエピソードが残されている。
- 住所
- 389-2500 長野県野下高井郡沢温泉村
- 名前
- 鳩車