NIPPON Kichi - 日本吉

2007/8/2

土佐典具帖紙 Tosa-tengu-joushi Tosa Tengujo-shi

Jp En


 土佐典具帖紙(とさてんぐじょうし)は、高知県吾川郡いの町で作られている手漉き和紙である。重要無形文化財に指定されている。
 明治一三(1880)年、手漉き和紙中興の祖・吉井源太の指導の下、いの町で生まれた。
 戦前は、アメリカ・フランス等でタイプライター用紙として使われ、いの町は紙の町として賑わいを見せていた。
 製作には地元高知県産の良質の楮(こうぞ)を原料とし、消石灰で煮熟した後、入念な除塵や小振洗浄を行い、不純物を除去する。
 トロロアオイのネリを十分にきかせた流漉で、長い繊維を絡め均質で薄い紙を漉く。
 漉き上がった紙は「カゲロウの羽」と称されるほどに薄く、繊維が均一に絡み合って美しく、かつ大変な強靱さを持つ。近年は和紙に色を付けることに成功し、大変な成功を収めた。
 土佐典具帖紙は、薄くて丈夫で色鮮やかな手漉き和紙である。

この記事をお気に入りに、追加します

住所
781-2110 高知県吾川郡いの町
名前
土佐典具帖紙




NIPPON Kichi - 日本吉 - 日本語に切り替える NIPPON Kichi - 日本吉 - to english

モノ・コト・ミル・ヒトで綴る
日本の美意識。

現在の記事 5444
カテゴリーズ
都道府県
キーワードシャッフル
お気に入り
キーワード検索
閲覧履歴



Linkclub NewsLetter