御殿稲荷 Goten-inari
|
御殿稲荷(ごてんいなり)は静岡県熱海市中央町にある稲荷神社である。
江戸幕府三代将軍・徳川家光は、家康も湯治をしたというこの熱海に、湯治御殿を造らせた。その際に御殿の鬼門除けのために京都伏見稲荷神社より分祀して建てたのがこの「御殿稲荷」である。しかし多忙のためか、実際には家光は湯治御殿をつくったものの、一度も湯治には訪れなかったという。その代わり、熱海大湯の湯は頻繁に江戸城本丸、西の丸に届けられるようになった。こうして熱海の湯は、将軍家ご用達になっていく。
この稲荷神社の近くには、天平勝宝元(749)年、少彦名命(すくなひこなのかみ)の神託により建てられた湯前神社(ゆぜんじんじゃ)があり、毎年二月一〇日と一〇月一〇日に「献湯祭」が行われている。この祭りは、江戸時代、毎年数回行われた将軍家へ温泉の湯を献上する「湯汲み道中」の故事に因んで始まった祭りである。
御殿稲荷は春には桜花も美しい、徳川家光ゆかりの社である。
江戸幕府三代将軍・徳川家光は、家康も湯治をしたというこの熱海に、湯治御殿を造らせた。その際に御殿の鬼門除けのために京都伏見稲荷神社より分祀して建てたのがこの「御殿稲荷」である。しかし多忙のためか、実際には家光は湯治御殿をつくったものの、一度も湯治には訪れなかったという。その代わり、熱海大湯の湯は頻繁に江戸城本丸、西の丸に届けられるようになった。こうして熱海の湯は、将軍家ご用達になっていく。
この稲荷神社の近くには、天平勝宝元(749)年、少彦名命(すくなひこなのかみ)の神託により建てられた湯前神社(ゆぜんじんじゃ)があり、毎年二月一〇日と一〇月一〇日に「献湯祭」が行われている。この祭りは、江戸時代、毎年数回行われた将軍家へ温泉の湯を献上する「湯汲み道中」の故事に因んで始まった祭りである。
御殿稲荷は春には桜花も美しい、徳川家光ゆかりの社である。
- 住所
- 413-0015 静岡県熱海市中央町1-29
- 名前
- 御殿稲荷
- 電話
- 0557-85-2222