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三重県松坂市深野地区にある深田棚田(ふかのたなだ)は、まさに石の芸術を思わせるような、美しい棚田である。石垣の段数は約一二〇、積み上げられた石の数は三〇〇万個以上もあるといわれている。その類稀な風景は、日本の棚田百選のひとつに選ばれているほどである。
石垣で造られた棚田は西日本に多く見られる風景である。
江戸時代、少しでも藩の石高(こくだか)を増やすためにと、特に西日本の地域では山間地にまで田んぼが作られたという。そのため、急な傾斜などにも耐えられるよう、石垣造りの棚田が多く造られたといわれている。
また、稲作には「水はけがよく水利が良い土地」が適しているため、棚田は稲作に適していたとされる。
城塞を思わせるような、自然石が織りなす風景は圧巻であり、先人の苦労も偲ばれる。
現在は地元の人々が保存会を結成し、今も美しいままに維持・管理されている。
石垣で造られた棚田は西日本に多く見られる風景である。
江戸時代、少しでも藩の石高(こくだか)を増やすためにと、特に西日本の地域では山間地にまで田んぼが作られたという。そのため、急な傾斜などにも耐えられるよう、石垣造りの棚田が多く造られたといわれている。
また、稲作には「水はけがよく水利が良い土地」が適しているため、棚田は稲作に適していたとされる。
城塞を思わせるような、自然石が織りなす風景は圧巻であり、先人の苦労も偲ばれる。
現在は地元の人々が保存会を結成し、今も美しいままに維持・管理されている。
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