NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/1/18


桧洞丸 Hinoki-bora-maru Mt. Hinokiboramaru

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 桧洞丸(ひのきぼらまる)は、神奈川県相模原市津久井町~足柄上郡山北町にそびえる標高1601mの山である。
 丹沢山塊では最高峰・標高1673mの蛭ヶ岳に次ぐ標高を持つ。また、丹沢山地西部に位置し、最も奥深い山地の核心部にあるが、現在では登山コースが整備され、迷うところや危険箇所はない。
 桧洞丸の名は、南側の玄倉川の支流の沢の名を桧洞と言い、その源頭にある山であった事が由来とされる。
 山頂付近はブナの原生林に包まれ、ブナの若葉の黄緑と幹の白い斑紋とのコントラストが美しい。ブナ林は神奈川県の美林50選にも選ばれている。南面にシロヤシオツツジの群落地があり、5月の週末にはシロヤシオツツジを楽しむ人で渋滞が起きる。
 桧洞丸は、豊富な自然を誇る、丹沢屈指の人気の山である。
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2008/1/15


雉(キジ) Kiji 

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 雉(きじ)は日本の国鳥である。
 雄は長い尾を持ち、体は全体的に深緑色をしており、目の周りには赤い肉腫がある。きれいな緑と赤のコントラストがとても美しい鳥である。走るのは速いが、飛ぶのが苦手ともいわれている。
 紙幣のモチーフに選ばれたり、桃太郎などの昔話に登場したり、ことわざや慣用句にも多く登場する。また、白い雉は吉祥として古来より大切にされ、飛鳥時代の650年には、長門国(山口県の西)より白雉が献上され、「白雉」と改元された。
 「朝キジが鳴けば雨、地震が近づけば大声で鳴く」という予知能力なども、昔からの言い伝えとして今も残され、古事記には、雉を「きざし」と呼んでいる箇所がある。
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2007/11/28


石峯寺 三重塔 Shakubu-ji 

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 神戸市北区淡河(おうご)にある石峯寺(しゃくぶじ)は、真言宗の寺院で、延命地蔵尊を本尊とする。
 白雉二(651)年、インド僧・法道仙人の開基とされ、孝徳天皇の勅願寺として建立された。その後、天平一九(747)年には行基によって薬師堂が、また弘仁一四(823)年には嵯峨天皇によって三重塔が建立されたといわれる。
 三重塔は24・41mの高さを誇り、兵庫県下で一、二を争う。現在の塔は、兵火による焼失のため室町時代に再建されたもので、国の重要文化財に指定されている。
 第一層の高さに比べて第二層、第三層の軒の高さが著しく低いのが特徴で、安定感は抜群である。また、相輪は輪の大きさが上に行くほど小さくなり、塔を高く見せる工夫も施してある。
 内部には四天柱と来迎柱があり、須弥壇が設けられ大日如来が安置されている。雪化粧した塔は朱と白のコントラストが映えて特に美しい。
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2007/11/5


銚子渓 Choushi-kei Choshikei Gorge

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 銚子渓(ちょうしけい)は、香川県の小豆島(しょうどしま)を流れる伝法川上流にある渓谷で、同島の日本三大渓谷の一つといわれる寒霞渓(かんかけい)とは小豆島スカイラインで結ばれている。
 小豆島は日本猿が多く生息していることでも有名で、銚子渓にも野生の日本猿が多数群れをなしている。ここには、日本猿の自然動物園としても有名な「お猿の楽園」があり、人慣れした猿の生態を身近に観察することができる。
 銚子渓の頂上では猿の群れはもちろんのこと、ゆったりできる展望台も設けられおり、パノラマ状に広がる瀬戸内海の眺望を見学するこができ、その雄大で優しい風景は、心を和ませ穏やかにしてくれる。
 近くには、小さいながらも小豆島の神様とされる大野手姫を祀る大野手姫神社が鎮座する。
 銚子渓は、秋になると紅葉の景色と渓谷美が美しいコントラストを見せ、心穏やかに過ごすことができる場所である。
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日豊海岸 Nippou-kaigan Nippo Coast

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 日豊海岸(にっぽうかいがん)は、九州東部の大分県中部から宮崎県北部にかけての海岸線に設置された国定公園である。
 四国と九州を分断する豊後水道を形成した九州山地の地盤変動によって、陸地が沈水してできたリアス式海岸となっている。
 日豊とは現在の宮崎県である日向国と現在の大分県である豊後国とを指し、大分県佐賀関半島から宮崎県日向市の美々津海岸に至る、約120kmに及ぶ出入りの激しい海岸である。
 日向灘に突きだした日向岬から観る海岸は、そそり立つ断崖絶壁と、白い飛沫をあげて押し寄せる波の素晴らしいコントラストの絶景となっている。
 水温が高く透明度もあり、テーブルサンゴ類、キクメイシ類、ミドリイシ類などが生育している。
 日豊海岸は、多くが海中公園となっている景勝地である。
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2007/10/15


栗林公園 掬月亭 Ritsurinkouen Kikugetsu-tei Kikugetsutei Tea House in Ritsurin Park

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 香川県高松市にある掬月亭(きくげつてい)は、廻遊式庭園として有名な栗林公園(りつりんこうえん)内に造られた由緒ある茶室である。
 公園は寛永二(1625)年頃に讃岐領主・生駒高俊(いこまたかとし)によって造成され、その後、江戸時代に藩主となった松平家によって完成された。
 掬月亭は江戸時代初期の頃に建てられたものであり、松平家が愛用した大茶屋である。建築様式は数寄屋風書院造りの建物で、池を中心として構成されている庭園の象徴的建物となっている。その優雅な姿は池の水面と見事なほどに融合している。また、背景に聳え立つ紫雲山(しうんざん)とも見事なコントラストを描きだし、見る者を幻想の世界へと誘う。
 明治八(1875)年に県立公園となり一般に開放され、現在では、毎月第二日曜日に掬月亭での茶会が催されている。
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栗林公園 Rinritsu-kouen Ritsurin Park

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 栗林公園(りつりんこうえん)は香川県高松市にある、国指定特別名勝としては最大の公園である。
 寛永二(1625)年頃に讃岐領主・生駒高俊(いこまたかとし)によって造成され、寛永一九(1642)年に藩主となった松平頼重(よりしげ)が改築、以後松平家五代約一〇〇年をかけて完成された。
 公園は豊富な湧き水を利用している。池を中心にまとまりのある配置がなされた庭園空間を、順々に巡って観賞するタイプの廻遊式庭園である。これは非常に珍しいものである。
 また、背景に広がる紫雲山(しうんざん)と、見事なコントラストを描きだしている。周りを堀で囲んでいるのも大きな特徴である。
 明治八(1875)年に県立公園となり一般に開放されるようになった。
 現在では、歴代藩主が愛用した大茶屋「掬月亭(きくげつてい)」での茶会や庭園コンサートが開催され、秋には公園がライトアップされる。
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2007/9/11


白銀崎 Shirogane-zaki 

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 宮城県北東部、太平洋に突き出ている雄勝半島の南端にある岬が、白銀崎(しろがねざき)である。
 「みやぎ新観光名所百選」にも選ばれた、豪壮な男性美を誇るリアス式海岸。そこに寄せては砕ける波と荒ぶる岸壁が広がり、四季を通じて雄大な自然を見せてくれる。
 奥松島にも比較的近いため、シーズンになれば多くの観光客が景勝を求めて訪れる。
 岬に立てば、そこで待っているのは太平洋の深い海の碧と、砕ける波の白との、壮大な自然のコントラスト。点在するリアス式海岸が生み出した奇岩群もまた、良いアクセントを与えてくれる。
 更に目線を遠くに向ければ、太平洋に浮かぶ霊島、金華山の雄大な姿も見ることができ、時間さえ合えば、金華山と太平洋を背景に、沈み行く夕日が演出する情景に、思う存分その身を浸すことができるだろう。
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