NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/1/24


山神橋 Yamankan-bashi 

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 山神橋(やまんかんばし)は、鹿児島県出水市の高尾野川に架けられているアーチ型の石橋である。長さ9・1メートル、幅6・3メートルの小さな石橋だが、この橋は役所が作ったものではなく、地元住民が協力して架けた橋であるという。
 明治時代、それまでこの場所に架けられていた橋が、洪水によって幾度も流され、更に増水した川に子どもが流されるという事故まで起きてしまっていた。危惧していた地元の住民は一致団結し、四〇戸ほどの人々が資金と労力を出し合って、明治四二(1909)年、この小さな石橋を完成させたのである。
 その後、大正四(1915)年に洪水で破損したが、その時も住民の力だけで補修が加えられ、現在の姿に至っている。
 今はこのアーチの下を、新しい橋が渡っているが、地元住民の要望で石橋は丁寧に保存され、親しまれている。
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2007/1/28


御沓橋 Mikutsu-bashi Mikutsu Bridge

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 町内最長を誇る3連アーチ橋。橋長59m、橋高14・7m、橋幅4・55m。
 名工松田新之助による石橋で、大正14年8月に完成。竣工までに1年4か月余を要し、二日市と御沓をつなぐため、両地の人々がお金を出し合って作った生活を支える橋である。当時で工事費2万円を要しているが、そのほとんどを村と寄付金でまかなっている。このことからもこの橋がいかに重要であったということがわかる。
 大分県宇佐市院内町は「日本一の石橋の町」といわれ、駅館川に合流する恵良川とその支流に架かる74基もの石橋は、江戸時代末期から昭和初期にかけて造られたもの。
 その中でも水面に映る3連アーチの姿は、当時のモダンなセンスと優美さえ感じる。
 現在も地元の生活路として使われている。
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2007/1/15


石のモザイク Ishi-no-mozaiku Designs in Stone

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 一言で「石」といってもいろいろだ。大きい石、小さい石、その辺りにころがっている見向きもされない石もあれば、石の魅力に引かれ、身に付けたくなるようなものもある。
 石は文化を表す象徴にもなる。イタリアなどでは、石を積み上げた建物が多い。地震というものがなく、その歴史は石文化の国である。
 日本では城の土台に石積みを使った。また「日本の道百選」などでは、「石畳」でできた道が選出されたりしている。
 人々の足元を守るため地を強固なものにした、先人の知恵である。
 しかし、その目的はそれだけだろうか?よく見るとその形には不規則な辺を組み合わせたものや、規則的な四角形を並べたもの、丸い石などさまざま。実用的というよりは、芸術的な雰囲気さえ感じられる。
 石のアート(モザイク)、こんなところにも日本人の遊び心がよく表れている。
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2007/1/12


天女橋 Tennyobasi Tennyobashi Bridge

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 天女橋は、沖縄・那覇市にある円覚寺総門前の円鑑池の中にある弁財天堂に架けられた、日本最古の石造りアーチ橋である。
 1502年、朝鮮から贈られた経典を収納する堂宇が建てられた。天女橋は、堂宇へ渡る橋としてその時架けられたものである。
 この橋長9.4m、幅3mの小さな橋の名前は、中之島に祀られていた水の女神「弁財天」に由来する。
 橋の形式は、石造の単拱橋で、橋の中央アーチ上部が高くなっていて、その前後をゆるい斜面にしている。中国南部地方に多い、駝背橋(らくだの背中に似た橋)の形式の特徴を持つ橋である。
 1972年、国指定重要文化財に指定される。
 天女橋は、歴史と落ち着きを感じさせてくれる橋である。
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