NIPPON Kichi - 日本吉

記事数4件: 1~4 件表示          

2007/4/18


猿ヶ石川 Saru-ga-ishi-gawa The Sarugaishi River

Jp En

 猿ヶ石川(さるがいしがわ)は岩手県中南部を流れる川である。
 北上川水系の一級河川であり、流路延長73キロ、流域面積952平方キロメートルとされる。
 岩手県遠野市と花巻市の境に位置する薬師岳(標高1645メートル)を源とし、小烏瀬川、早瀬川、小友川などの支流が合流する。
 途中には、柳田国男の「遠野物語」で知られる民話のふるさと・遠野、レジャーが楽しめる田瀬湖や泣き相撲が有名な花巻市東和を通り、宮沢賢治が名付けたイギリス海岸付近の北上川に流れこむ。
 また、アユ、ヤマメ、ウグイ、イワナなどの漁場・釣り場としても有名である。
 猿ヶ石川源流域は、高山植物の宝庫・早池峰国定公園の一部であり、大小さまざまな滝などの、美しい渓谷美が見られるのも特色である。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します




カッパ淵 Kappa-buchi Kappa Buchi

Jp En

 カッパ淵は、岩手県遠野市土淵町にある小川の淵である。
 幅2〜3メートルの川に向かってナナメに伸びている木々と、多くの大きな岩や石コロの間を、さらさらと静かに水が流れている。
 カッパ伝説が多く残る遠野の中でも、一番知られている場所がここといえる。
 「遠野物語」のカッパ伝説の舞台であるこの場所には、カッパが人々を驚かし、いたずらをしていたという伝説が数多く存在する。
 すぐ近くにはカッパ狛犬(頭に皿がある狛犬)を奉った常堅寺という寺があり、川原にある夫婦のカッパが鎮座する小さな祠は、子供のいる母親が願を掛けるとお乳が出るようになるとか、拝むと胸が大きくなるといわれている。
 カッパ淵は、今にもカッパが出てきそうな、神秘的な雰囲気を持つ場所である。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します




続石 Tsuzuki-ishi Tsuzuki-Ishi

Jp En

 続石(つづきいし)は、岩手県遠野市綾織町にある石である。
 続石とは、二つの並んだ石の上に、幅7メートル、奥行き5メートル、厚さ2メートルの巨大な笠石が乗っているものである。
 石は、綾織町にある鳥居をくぐり、山の小道を15分ほど登った杉林の小高い所に存在している。
 遠野物語拾遺11話に武蔵坊弁慶が乗せたという伝説がある他、古代の墓ではないかとか、原始巨石文化ドルメンの遺跡説など諸説あり、判然としない。
 記録が無いので、いつ頃からここにあるのか定かではなく、そもそも自然にできたものか、人為的に作られたものなのかも判明していない。
 近隣の羽黒神社にも、巨石・羽黒岩があり、関連性が感じられるが、繋がる証拠は何もない。
 続石は存在そのものが不思議な、幻想的な奇岩である。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/3/29


遠野しし踊り Toono-shishi-odori 

Jp

 遠野しし踊りは岩手県遠野市に伝わる民俗芸能である。
 柳田國男の著書「遠野物語」の序文にも記された、遠野地方独特の踊り。
 江戸時代、参勤交代の帰途の際、駿州掛川で南部藩の家臣がその地に伝わる踊りに夢中になり、行列から遅れたことを問うた藩主に踊りを見せ、許されたことが縁起であるとされる。
 ししと呼ばれる架空の獣の面をかぶり舞い踊る。ししは大きな目と角を持ち、どろの木を削って作った「かんながら」のたてがみを振り乱して人と争うが、人を傷つけることはしないという。
 踊りの際に落ちたかんながらは縁起物とされ、拾ったものには福が訪れると言う。
 遠野地方各地に伝わり、現在も物語に記された舞が踊られている。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



記事数4件: 1~4 件表示          
NIPPON Kichi - 日本吉 - 日本語に切り替える NIPPON Kichi - 日本吉 - to english

モノ・コト・ミル・ヒトで綴る
日本の美意識。

現在の記事 5444
カテゴリーズ
都道府県
キーワードシャッフル
お気に入り
キーワード検索
閲覧履歴



Linkclub NewsLetter