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2008/6/25


川島城(蜂須賀城) Kawashima-jou(Hachisuga-jou) 

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 川島城(かわしまじょう)は徳島県吉野川市を流れる吉野川に突き出た岩の鼻と呼ばれる絶壁に築かれた城である。要害堅固な城として有名であった。
 室町末期、領主の細川氏を凌ぐ勢いであった三好氏の家臣、川島兵衛之進が築いたために川島城と名づけられた。
 天正一三(1585)年、豊臣秀吉に阿波の国を与えられた蜂須賀家政は、阿波の国の防御として家老の林能勝を城主とし、警護に当たらせた。そのため蜂須賀城とも言われている。その後、江戸時代になり元和元(1615)年には、一国一城令が定められ、川島城は廃城となった。
 現在、川島城跡には川島万葉植物園が建てられている。また、本丸跡である岩の鼻には展望台が設けられ、二の丸跡には川島神社が建立されている。その東側には観光用に三層から成る模擬天守閣がそびえている。
 岩の鼻の展望台から吉野川を眺めると、その断崖の高さに驚かされ、この城がいかに堅固な城であったかを教えてくれる。
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2007/1/25


栄山寺 Eisan-ji Eisanji Temple

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 奈良県を流れる吉野川を眼下に臨む栄山寺(えいさんじ)。天平の栄華を今に残す古刹である。
 奈良時代の養老三(719)年、藤原不比等の長子、武智麻呂(むちまろ)が創建したと言われる。創建時代は前山寺(さきやまでら)と称していたが、藤原氏の菩提寺のひとつとして発展し、栄山寺に改名された。
 見どころはなんといっても国宝にも指定されている「八角堂」。天平時代の円堂としては、法隆寺夢殿と並ぶ貴重な遺構だ。武智麻呂の菩提を弔うために子の仲麻呂が建立したという。八角円堂内の薬師如来坐像は重要文化財に指定。また、宇治平等院の鐘とともに「天下の三名鐘」のひとつに数えられている梵鐘(国宝)には、小野道風(おののとうふう)筆とされる銘文が残る。
 4月下旬から5月上旬には境内にツツジや山吹が咲き乱れ、景色に彩りを添える。
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