NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/10/31


笏拍子 Shakubyoushi 

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 笏拍子(しゃくびょうし)は、日本に古来より伝わる伝統的な音楽、雅楽で用いられる楽器の一つであり、各種ある雅楽器の中でも最も簡単な造りをしている。
 その形は、平安時代の貴族や神社の神官が持っている笏を二つに割ったような形をしているが、当初は二枚の笏が用いられていたという。
 長さはおよそ35cm、厚さは1.2cmほどで、上の方が幅広く下のほうが狭くなっている。
 材質に特に決まりはないとされるが、実際の笏と同じ材質であるイチイや、音質の良さからケヤキを用いることもある。
 その用法は、左は真ん中の合わせ目を奏者の方に向け、左の側面に右の合わせ目を強く打ちつけて音を鳴らすもので、歌の主唱者がこの笏拍子を打って、全体の速度である拍子を決めていく。
 主に国風歌舞や古代歌謡の一つである催馬楽(さいばら)など、謡物(うたいもの)で用いられている。
 この楽器が打ち鳴らす音により雅楽の雅な音色と歌は、よりいっそうの魅力を増す。
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2007/3/29


毛越寺曲水の宴 Moutsuu-ji-gokusui-no-en 

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 毛越寺曲水の宴は岩手県西磐井郡平泉町に位置する毛越寺で行なわれる古式の宴席である。
 毎年五月の第四日曜に国の特別史跡である平安時代の遺構、浄土庭園で行なわれる行事。
 参加者は平安時代の衣装を身にまとい、龍頭鷁首(りゅうとうげきしゅ)の船で岸に渡り、歌会を行なう。
 山水に作られた小川を流れる小船に杯が置かれ、歌人は自分の前に小船が来るまでに歌を詠み、杯を飲み干す。
 宴席には古代の楽である催馬楽(さいばら)が流れ、重要無形文化財である延年舞が舞われる。
 平安の歌会を再現する雅やかな行事として、多くの人々が訪れている。
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