NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/3/11


紙垂 Shide 

Jp

 注連縄(しめなわ)や玉串、祓串、御幣などにつけて垂らし、特殊な裁ち方をして折った紙を「紙垂(しで)」という。「四出」とも表記され、単に「垂」と書かれる事もある。
 かつては木綿(ゆう)などの布が用いられていたが、現在は奉書や美濃紙、半紙などの紙が使われており、裁ち方・折り方は伊勢流、白川流、吉田流などの代表的な流派の他に、神社による伝統の裁ち方・折り方もある。垂らされる数によって二垂、四垂、八垂などと表わされ様々な形式があるが、いずれも白衣を着用して身を清めた上で、心を落ちつけ紙垂を作り上げる。
 注連縄に垂らして用いる時は、神域や祭場などの聖域と外界とを隔てるものとして、玉串、祓串、御幣などに用いた時は祓具としての意味を持つなど、それぞれの用途が存在する。
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2007/9/4


白浜神社例大祭 火達祭 Shirahama-jinja-reitaisai Hitachi-sai Hitachi Festival at Shizuoka Shirahama Shrine

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 伊豆半島の先端、下田市にある白浜神社(しらはまじんじゃ)は、正式名を伊古奈比咩命神社(いこなひめのみことじんじゃ)といい、伊豆最古の宮として知られる。伊古奈比咩命、三嶋大明神、見目、若宮、剣の御子の五柱を祀る。二千四百年前、三嶋大明神が黒潮にのって伊豆へ到着し、お供の見目、若宮、剣の御子の進言により加茂の姫神である伊古奈比咩命を后として迎え、白浜の地に宮を構えたという。
 「火達祭(ひたちさい)」は、毎年一〇月下旬に三嶋大明神の祭典が始まることを伊豆七島の神たちに知らせる合図として、火祭りを行うものである。
 祭典前夜に伊豆七島を表した井桁に点火。かがり火を灯し、玉串の奉納後、背後の花火が点火され吹き上がる。そろそろ火も消えかけた頃、最後に大きな打ち上げ花火が夜空を彩る。
 翌日は大のぼりの下、境内は出店で賑わいを見せ、白浜太鼓や下田市無形文化財「三番叟(さんばそう)」の舞が一般公開される。


 
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2007/4/26


地鎮祭 Jichin-sai 

Jp

 地鎮祭は土木、建築工事などの起工の際に、その土地の神を鎮め、土地を利用されることの許しを得、工事の安全と家の無事を祈る神道の儀式である。土祭り、地祭り、地祝いなどとも言われる。
 準備として、整地された敷地の四方に斎竹(いみだけ)を立て、注連縄を廻らして祭壇を作り、神饌(しんせん)である米、塩と海、山、畑の幸を供える。
 場を清めた後、神職による御祓いを行い、地鎮の儀として土地に鍬(くわ)が入れられ、玉串(たまぐし)を神棚に奉じて終了する。
 地方により供えるものや儀式の詳細は異なるが、安全を祈願して土地に宿る神に許しを得る点は同じであり、神を身近に感じる日本に伝わる、古きよき伝統でもある。
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