NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/11/12


すし切り祭り Sushikiri-matsuri Sushikiri Festival

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 すし切り祭り(すしきりまつり)は、滋賀県守山市幸津川町の下新川神社(しもにいかわじんじゃ)にて毎年五月五日に開催されている神事である。
 下新川神社は、霊亀元(715)年、小さな祠を建てたのが始まりとされる古社で、祭神は豊城入彦命(とよきいりびこのみこと)、新川小楯姫命(にいかわこたてひめのみこと)。
 崇神天皇の第一皇子・豊城入彦命が東国を平定せんと湖西より丸太のイカダで渡ってきて、この地を平定したとの伝説が残る。
 すし切り神事は、豊城入彦命が琵琶湖を渡った時、村人が琵琶湖で獲れた鮒の塩漬けを献上したのが起源といわれている。
 若衆2人が古式にのっとり鮒寿司を切り、献上する「すし切り」の儀式で、国の選択無形民俗文化財とされている。
 すし切り祭りは、他にも「さんやれ」の囃子にあわせて踊る「かんこの舞」や「長刀踊り」も行われる、厳かで神妙な祭りである。
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2007/3/1


那珂川 Naka-gawa 

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 栃木県、茨城県を流れる那珂川水系の本流で一級河川。流路延長150キロメートル、流域面積3270平方キロメートル、関東第3の大河である。
 多くの魚類が生息しており、特にサケの遡上する河川として、江戸時代には水戸藩への献上品とされていた。栃木県から茨城県にかけての中流部では多数のやなが設置され、多くの観光客で賑わう。
 また、秋にはアユが遡上しアユの友釣りが盛んになる。大田原市佐良土(さらど:旧湯津上村)の那珂川河畔には、栃木県の水産試験場があり、淡水魚の研究が行われ、淡水魚水族館のなかがわ水遊園も併設されている。
 河口付近の大洗港は漁港として知られ、魚市場は朝から近隣の買い物客で賑わう。
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2006/12/22


松原神社 Matsubara-jinja Matsubara Shrine

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 松原神社は兵庫県尼崎市に位置する。保元(ほうげん)の乱(1156年)に敗れて讃岐の地に流された悲劇の天皇,、崇徳上皇が讃岐に赴く際に、大風雨を避けてこの地に休息したと言われている。そのとき村民がこのしろ、蛤(はまぐり)、牡蠣、よめな、ゴボウ、やき米などで手厚くもてなしたのだとか。
 その由縁から崇徳上皇の没後も、御霊を慰めお祀りする風習が残る。現在でも3月31日に「ダンゴボー」と呼ばれる春祭りが開催され、当時と同じものを献上する神事が行われているのだ。
 境内には昭和天皇即位50年を記念して昭和天皇が自ら植樹された樹があるという。
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2006/12/17


なにわべっ甲 Naniwa-Bekkou Naniwa Tortoiseshell Work

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 今から1360年前、小野妹子が隋から長崎へ持ち帰った献上品に、べっ甲を使った美術品があり、正倉院には現存する日本最古のべっ甲が保存されている。べっ甲作りの技法が伝わったのは、江戸初期。
 元禄時代、高級遊女や大名夫人の装飾品として用いられ、やがて町人文化の開花とともに、簪、櫛等をはじめ身の回り品にベッ甲細工が盛んに使用された。以後、彫刻、蒔絵、金銀象嵌等の複雑な技法が発達した。
べっ甲とはタイマイという熱帯産のウミガメの甲羅を利用した加工工芸品。タイマイは体長1メートルに及ぶ大きなものもいる。タイマイの甲羅を糸のこなどで型打ち・型切りし、そのパネルを張り合わせ加工する。
 現在、べっ甲細工は大阪、東京、長崎が三大産地であり、大阪ではすかし彫り等の優れた彫刻技法がある。ブローチ等のアクセサリーを中心に製作されている。
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2006/11/29


前沢碁盤店 Maezawa-gobanten 

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 前沢碁盤店は、碁・将棋盤ひとすじに創業130余年の歴史を誇る老舗だ。創業は明治の初期。初代は江戸時代からの職人で、その碁盤造りにかける厳しさは凄まじかったと今でも語り継がれているという。現当主は4代目前沢道雄。その職人気質は、平成の今も変わらず、曽祖父から祖父、そして父から受け継いだ伝統の技を現代に受け継いでいる。
 昔と変わらず、1品1品すべて手作りで、長い時間と思いを込めて仕上げる。素材は厳選された日本産榧(かや)。10年以上寝かせ、匠の眼にかなった熟成されたものしか使わない。難関をくぐった最高の品質がここにはある。
 皇室の「深曽木の儀」でつかわれる碁盤は、昭和39年に前沢碁盤店から献上したものである。
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雲巌寺 Unganji Unganji Temple

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 栃木・茨城・福島の県境にある八溝山のふところ深く、清らかな渓流に沿う境地に、臨済宗妙心寺派の名刹、雲巌寺がひっそりと佇む。筑前の聖徳寺、越前の永平寺、紀州の興福寺と並んで、禅宗の日本四大道場と呼ばれている。
 開祖は大治年間、1126〜1131年と伝えられている。仏国国師が関東地方を行脚中、黒羽東方の八溝山山麓に草庵を結んだ折、高梨勝願法印が国師に参禅。勝願はその恩に報い、国師に八溝山を献上した。弘安6年(1283年)に国師に帰依した北条時宗が当地に雲巌寺を建立したのが始まりだという。その後度重なる焼き討ちに遭いながらも再建を重ね、唯一残った山門が楚々とした佇まいを見せている。江戸時代には松尾芭蕉がこの地を訪れ、仏頂和尚の山居の跡を見て懐かしみ、礼賛の句を書き記したという。
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