志村ふくみ(人間国宝) Shimura Fukumi Fukumi Shimura (Living National Treasure)
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大正十三(1924)年、滋賀県近江八幡に生まれる。平成二(1990)年、重要無形文化財「紬(つむぎ)織」の保持者に認定。
氏がはじめて母親より機織りを習ったのは十七歳のとき。30才の時織物の道を志し、離婚。独力で草木染の技法を学び、鮮烈な作品を次々と生み出した。
氏の作品の魅力は、なんといっても自然界の草木から丹念に採取して絹糸に移し換えた、きわめて豊かな色彩のハーモニーにある。また、古くから伝わる縞や緋などの織り文様と、植物染料による染め糸を巧みに組み合わせることで、紬織りの着物を芸術作品にまで発展させた努力と功績は高く評価されている。
歴史上の物語を主題とした織りも手がけており、とくに源氏物語はライフワークにもなっているという。物語の心のイメージを植物から得た色糸で優美に織り上げた紬が、平安の色と心象風景を奏でている。
氏がはじめて母親より機織りを習ったのは十七歳のとき。30才の時織物の道を志し、離婚。独力で草木染の技法を学び、鮮烈な作品を次々と生み出した。
氏の作品の魅力は、なんといっても自然界の草木から丹念に採取して絹糸に移し換えた、きわめて豊かな色彩のハーモニーにある。また、古くから伝わる縞や緋などの織り文様と、植物染料による染め糸を巧みに組み合わせることで、紬織りの着物を芸術作品にまで発展させた努力と功績は高く評価されている。
歴史上の物語を主題とした織りも手がけており、とくに源氏物語はライフワークにもなっているという。物語の心のイメージを植物から得た色糸で優美に織り上げた紬が、平安の色と心象風景を奏でている。
- 名前
- 志村ふくみ