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2008/1/15


立川青風(たちかわせいふう) TachikawaSeihuu 

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 伊万里焼と異素材との融合で、陶芸宝飾という新しい世界を誕生させた異色の作家・「立川青風(たちかわせいふう)」。1952年、佐賀県伊万里市生まれ。
 1983年から陶芸宝飾品だけにこだわり創作を続けている。陶芸も宝飾も独学で、それ故の独特でオリジナルな世界を創りだしている。
 2007年にはタヒチ産黒蝶真珠の世界的造形コンテスト「タヒチアンパール・トロフィー」の国内審査で、メンズ部門1位を受賞するなど、世界的にも注目を集めている。
 400年の長い歴史を持ち、17~18世紀ヨーロッパの王侯貴族を魅了したという伊万里焼。その、歴史と伝統を礎に現代の技術と感性を取り入れて、全く新しいものを作り出す想像力が、日本文化の発展に力を与えているのではないだろうか。
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2007/10/11


須ノ川海岸 Sunokawa-kaigan 

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 愛媛県南宇和郡内海村須ノ川にある須ノ川海岸(すのかわかいがん)は、足摺宇和海国立公園に属している。公園の美しい芝生と真っ青な海は日本の渚100選に選ばれている。
 海岸にはウバメガシ林が広がり、エメラルドグリーンの海底には美しい珊瑚礁が広がっている。また、沖合いには養殖真珠のイカダが無数に並んでおり、その様子を眺めるのも一興だ。 
 広く整備されており、二つの遊歩道や公園、キャンプ場が設置され、マリンスポーツのメッカとしても有名である。夏になると多くの人々が海水浴やキャンプに訪れ、海岸はいっきに賑やかになる。
 須ノ川のもう一つの特徴は、海岸一帯に広がる丸い大きな石。波で石がこすれあう音が印象的で、その風情を楽しむ人も多い。
 
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2007/9/7


螺鈿 Raden 

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 古代より貝殻の秘める神秘的な色合いに魅せられた人々により生み出された、貝殻を用いた伝統的な装飾技法が、螺鈿(らでん)である。
 アワビやカワシンジュガイ、ヤコウガイ、アコヤガイなどの貝殻の内側にある、虹色光沢を持った真珠質の部分を薄く研磨し、それらを様々な模様に切り出して、漆地や木地の、彫刻された表面にはめ込んでいく。
 大変緻密な細工を必要とし、それ故に高い芸術性が認められている技法でもある。
 発祥は定かではないが、ギリシャ、ペルシア周辺だといわれ、シルクロードを通して中国へと伝来し、日本にもたらされたのは奈良時代頃だといわれ、唐代の優れた技術による作品が残されている。
 製作においては貝に限らず、琥珀や鼈甲、金属片が使われるものも螺鈿と呼ぶが、金及び銀を用いた場合は平文(ひょうもん)、或いは平脱(へいだつ)と呼ぶ。
 真珠質のきらびやかな輝きが埋め込まれたそれら逸品は、技法の誕生から数千年経た今も、人々を魅了し続けている。
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2007/1/29


北村昭斎(人間国宝) Kitamura Shousai Kitamura Shosai (Living National Treasure)

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 奈良在住の漆芸作家、北村昭斎氏(昭和13年生まれ)は「螺鈿(らでん)」の重要無形文化財保持者(人間国宝)と、「漆工品修理」の選定保存技術保持者のふたつの認定を受けて、創作のほかに文化財の修復や復元模造の制作など、多面的な活動を精力的に続けている。
 「螺鈿(らでん)」とは、貝殻の真珠色に光る部分を磨いて薄片にし、種々の形に切って漆器や木地の表面にはめ込み、または貼りつけて装飾する工芸技法のこと。
 氏は代々続く漆の家に生まれ、東京芸術大学漆工科卒業後、漆芸の修行を積んだ。とくに、厚貝螺鈿技法を高度に会得し、伝統技法を踏まえながら、新たな工夫を加えている。
 菱文、花文などを組み合わせた大胆な意匠に特色があり、現代的な美しさを示すものとして芸術的にも高く評価されている。
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2007/1/25


あご湾の真珠 Agowan-no-Sinjyu Pearls of Ago Bay

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 三重県志摩市は、「真珠のふるさと」英虞湾をはじめとした真珠産業が盛んであり、真珠養殖の発祥の地としても有名である。
 三重県における真珠養殖は、1893年に御木本幸吉が実験中のアコヤ貝より半円真珠5個を発見、アコヤ貝による養殖法を発明して以来、英虞湾を中心に発達したものである。
 現在、8真珠養殖漁業協同組合、4漁業協同組合が免許を取得し、真珠養殖を行っている。
 真珠養殖はその過程に応じていくつかの条件の異なる漁場が必要となり、水温、赤潮などに細心の注意を払いながら管理しなければならない。
 現在、三重県の真珠養殖技術は全国的にも高く評価されており、全国真珠養殖品評会においてもほぼ毎年受賞するなど、品質の高さが認められている。
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2007/1/23


英虞湾 Agowan Ago Bay

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 英虞湾(あごわん)は、三重県志摩半島南部の湾である。
 志摩半島で一番大きな入海で、美しいリアス式海岸の特徴をもち、賢島をはじめ無数に浮かぶ大小さまざまの島影が印象深い。
 真珠の養殖で有名であり、昭和初期には真珠湾と呼ばれていた。英虞湾は世界で最初に真円真珠を発明した海であり、「英虞湾は真珠の故郷」とも言われている。
 「あご」と言う呼び方は天武天皇の時代に遡る。古くから多くの人が暮らしており、石器時代の石器に使われた石は遠く信州から運ばれてきた物で、この時代から遠い地方との交流があったことが伺える。
 英虞湾は、日本の歴史の始まりから登場する由緒ある海であり、真珠の筏が浮かぶ光景は、この地方独特の風物詩として訪れる者の目を楽しませてくれる。
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2007/1/22


五ヶ所湾 Gokashowan Gokashowan Bay

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 五ヶ所湾は、三重県の伊勢志摩国立公園内にあるリアス式海岸である。
 三重県度会郡南勢町田曽埼と同町止ノ鼻を結ぶ線及び陸岸により囲まれた海域である。楓江(ふうこう)湾とも呼ばれ、複雑な入江をもつ溺れ谷で、典型的なリアス式海岸である。
 湾口幅は2.6km、面積22.2平方km、湾内最大水深27m、湾口最大水深は27mにもなる。
 湾内では定置網・刺網・まき網などの沿岸漁業のほか、真珠・ノリ・ハマチ・鯛などの養殖が行われ、宿田曽地区には、カツオ・マグロの遠洋漁業の集落がある。
 また、海水浴場・キャンプ場・ヨットハーバーなどがあり、釣りの名所としても知られている。
 風光明媚な伊勢志摩の裏玄関であり、今も昔も南勢における水産業の中心地である。
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2007/1/11


螺鈿の菓子器 Raden-no-kasiki Raden Kashiki (Raden Sweets Bowl)

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 螺鈿(らでん)は、伝統工芸に用いられる装飾技法のひとつであり、螺鈿の菓子器は、琉球漆器の伝統工芸品である。
 螺鈿細工は、夜光貝やアワビの貝の真珠質の部分を砥石でみがき、一定の厚さに揃え、文様の形に切って漆塗面にはめたり貼ったりする技法で、光線の当たり具合により貝の部分が青や白に美しく光るのを利用した加飾法である。
 漆塗面は文様に従って彫っておき、貝を糊漆ではりつける。貝自体に線彫装飾を施す事もある。
 貝に限らず琥珀、べっこう、金属片が使われるものも螺鈿と呼ぶが、金、銀を用いた場合は螺鈿とは呼ばずに平文(ひょうもん)、或いは平脱(へいだつ)と呼ぶ。
 螺鈿の菓子器は、中国より伝わった技術に沖縄独自の技法を加えた琉球漆器の、代表的工芸品である。
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