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奈良県を流れる吉野川を眼下に臨む栄山寺(えいさんじ)。天平の栄華を今に残す古刹である。
奈良時代の養老三(719)年、藤原不比等の長子、武智麻呂(むちまろ)が創建したと言われる。創建時代は前山寺(さきやまでら)と称していたが、藤原氏の菩提寺のひとつとして発展し、栄山寺に改名された。
見どころはなんといっても国宝にも指定されている「八角堂」。天平時代の円堂としては、法隆寺夢殿と並ぶ貴重な遺構だ。武智麻呂の菩提を弔うために子の仲麻呂が建立したという。八角円堂内の薬師如来坐像は重要文化財に指定。また、宇治平等院の鐘とともに「天下の三名鐘」のひとつに数えられている梵鐘(国宝)には、小野道風(おののとうふう)筆とされる銘文が残る。
4月下旬から5月上旬には境内にツツジや山吹が咲き乱れ、景色に彩りを添える。
奈良時代の養老三(719)年、藤原不比等の長子、武智麻呂(むちまろ)が創建したと言われる。創建時代は前山寺(さきやまでら)と称していたが、藤原氏の菩提寺のひとつとして発展し、栄山寺に改名された。
見どころはなんといっても国宝にも指定されている「八角堂」。天平時代の円堂としては、法隆寺夢殿と並ぶ貴重な遺構だ。武智麻呂の菩提を弔うために子の仲麻呂が建立したという。八角円堂内の薬師如来坐像は重要文化財に指定。また、宇治平等院の鐘とともに「天下の三名鐘」のひとつに数えられている梵鐘(国宝)には、小野道風(おののとうふう)筆とされる銘文が残る。
4月下旬から5月上旬には境内にツツジや山吹が咲き乱れ、景色に彩りを添える。
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