NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/10/22


住吉の火祭り Sumiyoshi-no-hi-matsuri Sumiyoshi Shrine Fire Festival

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 住吉の火祭り(すみよしのひまつり)は、毎年1月の第2土曜に、勝部(かつべ)の火祭りとともに開催される祭りで、滋賀県の無形民族文化財に指定されている。
 今から約800年前、土御門天皇(つちみかどてんのう)が危篤となり、原因が三上山の大ムカデの危害によるとされた。そこで藤原秀郷が三本の弓矢を一度に放ち、大ムカデは頭が住吉神社に、胴体は勝部神社に、そして尾部は瀬田の唐橋近くまで飛び散った。この遺骸はそれぞれの地で供養され、焼き払われたことから、両社に分かれて祭りが行われるようになった。
 午前中に神社境内で神事が行われ、年寄衆の弓射式で祭りが開始される。夜には白と赤のふんどし姿の若者たちが蛇の頭に似せた約6メートル、重量約400キロの大松明をかつぎ込み、無病息災を祈願して奉火する。
 若者たちのかけ声は勝部では「御脳平癒」を意味する「ごーよ ひょーよ」なのに対して、住吉では「平癒」を意味する「へーゆ へーゆ」とそれぞれ違うのも特徴である。
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2007/10/17


勝部の火祭り Katsube-no-hi-matsuri Katsube Shrine Fire Festival

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 勝部の火祭り(かつべのひまつり)は、毎年1月の第2土曜に、住吉の火祭り(すみよしのひまつり)とともに開催される祭りで、県の無形民族文化財に指定されている。
 ここ勝部の地には、藤原秀郷の放った矢で息絶えた大ムカデの胴体が落ちてきて、それを焼き払ったことから、大ムカデをかたどった松明が用意される。軸が長さ約6メートル、直径約40センチの巨大な円柱である。
 勝部神社は大化五(649)年物部宿禰広国(もののべすくねひろくに)が祖神を祀ったといわれる古い神社で、戦国時代には近江守護の佐々木氏や、織田氏・豊臣氏にも厚い庇護を受けたとされている。
 この境内で主役のムカデである12本の巨大松明に、御神酒・鰯・豆腐を供えて祈祷したあと、若者が褌姿で揃い、神前の御神火から火をもらって一斉に点奉火する。
 若者たちのかけ声は勝部では「御脳平癒」を意味する「ごーよ ひょーよ」、住吉では「平癒」を意味する「へーゆ へーゆ」とそれぞれ違うのも特徴である。
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2007/1/29


三上山 Mikami-yama Mt. Mikami

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 三上山は、滋賀県野洲市にある美しい形の山である。
 琵琶湖の南に位置する三上山は、標高こそ432mと低いものの完全な独立峰である。
 綺麗な円錐形をしており、なだらかな稜線を描くその美しい姿から「近江富士」と呼ばれている。
 西麓の御上神社の奥宮が頂上に祀られており、山自体に神が宿る神体山とされる。
 また、この山を7巻半した大ムカデを武将・俵藤太が弓矢で退治したという伝説から、ムカデ山の別名もある。
 琵琶湖の北のほうからも良く見えるので、ボート・ヨットマンにとっての重要なランドマークとなっている。
 現在は、元旦の初日の出登山大会や、9月下旬から11月上旬にかけてのマツタケ狩りなどでも有名である。
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2007/1/12


八重山ミンサー Yaeyamaminsaa Yaeyama Minsa Fabric

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 八重山ミンサー(やえやまみんさー)は、ミンサー織りの一種である。沖縄県八重山諸島発祥で、藍の地に五つと四つの四角の絣模様が交互に配される、ムカデのような経縞が特徴の織物である。
 起源は17世紀以前で、ミンサーというのは、「綿(ミン)で織られた幅の狭(サー)い帯」から来たものである。
 五つと四つの絣の意味は、いつの(五つ)世(四)までも末永くと云われ、1本1本心を込めて織り、愛する人に思いを託した女性の愛のしるしでもあった。
 八重山ミンサーは木綿糸で織られており、糸は、野山に自生する植物染料などで南国的な自然の色合いに染め上げられる。男性用の帯をはじめ、女性用の帯、ネクタイ、袋物地なども織られている。
 染めは基本的に藍の一色であり、模様の白と紺との鮮やかなコントラストが美しい織物である。
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