大塔坪杓子・栗木細工 Ootoutsubo-shakushi・Kuriki-zaiku Chestnut Woodwork, Ototsubo Cooking Spoon
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大塔村(現奈良県五條市大塔町)は、かつて大和地方特産の茶粥をすくう杓子を作る、木地師の村だった。吉野地方は広大な原生林に覆われ、原料となる栗の木に恵まれていたためである。
大塔坪杓子は、栗の木を輪切り、コマ割りし、杓子形に荒仕上げした壷の部分の内側を彫り、柄の部分を削って作る。耐久性に富み、使い込むほどに木地色が飴色に輝き、味わいを増す。
原材料の栗の木は水に強く、耐久性に強いため、長く全国で愛されてきたが、戦後は金属製やプラスチック製の杓子の出現で木製杓子の需要はほとんどなくなり、今では作る職人も新子薫氏ただひとりになってしまった。しかし、女性誌で紹介されるなど、手作りの良さがわかる一部のファンの注目を集め、現在でも絶えることなくその技を守り抜いている。
大塔坪杓子は、栗の木を輪切り、コマ割りし、杓子形に荒仕上げした壷の部分の内側を彫り、柄の部分を削って作る。耐久性に富み、使い込むほどに木地色が飴色に輝き、味わいを増す。
原材料の栗の木は水に強く、耐久性に強いため、長く全国で愛されてきたが、戦後は金属製やプラスチック製の杓子の出現で木製杓子の需要はほとんどなくなり、今では作る職人も新子薫氏ただひとりになってしまった。しかし、女性誌で紹介されるなど、手作りの良さがわかる一部のファンの注目を集め、現在でも絶えることなくその技を守り抜いている。
- 住所
- 奈良県五條市大塔町
- 名前
- 奈良県産業共励会
- 電話
- 0742-26-8828