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2008/5/9


あがりこ大王 Agariko-daiou 

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 あがりこ大王(あがりこだいおう)は、秋田県にかほ市中島台にあるブナの巨樹である。森の巨人たち百選に選ばれている。
 鳥海山北麓の中島台レクリエーションの森内にあり、樹齢300年で幹周7.62m、樹高25mの、奇形ブナとしては日本一の大きさを誇る。
 あがりことは、地上から上がったところから子が出ているという意味を表しており、かつて人により伐採され、その部分から新たな芽が吹き成長していったところから名付けられたとされる。
 ここではかつてブナを切って炭焼きが行われていたのだが、その際根元から切らずに、幹や枝の途中から新芽が生えるように切っていたという。そのため、このような奇形のブナが多数生え揃う森となったと言われている。
 あがりこ大王は、数百年の年月を感じさせる、迫力ある奇形ブナの大木である。
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2007/11/12


高田松原 Takadamastubara Tkada Pine Grove

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 日本百系にも数えられる、白砂青松の弓形海水浴場。白い砂浜に樹齢300年を超える約7万本の松が続くさまは、まるで日本画に描かれた風景のよう。
 盛岡中学時代の石川啄木が激賞し、また俳壇の巨星高浜虚子も日本百景の審査員として訪れた際に句を詠んでおり、それぞれ 歌碑、句碑 が置かれている。
 この「白砂青松」の地には年間約 440万人もの人々が憩いを求めてやって来る。
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2007/10/15


西予市 龍澤寺 Seiyo-shi Ryuutaku-ji 

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 棚田が広がる城川町魚成地区。古くからの農山村文化が伝わるこの地区に、三七〇〇坪に及ぶ広大な寺「龍澤寺(りゅうたくじ)」がある。「竜沢寺」とも呼ばれる寺の周囲には緑地公園が広がる。
 禹門山(うもんざん)龍澤寺は禅宗の一つ曹洞宗の総持寺派に属しており、全国に有する末寺は五六寺。
 樹齢三〇〇年を越える杉の木々がそびえ立つ石畳の参道を進むと、重厚な山門が現れる。
 七堂伽藍(しちどうがらん)を備えた境内に入ると、近世建築と呼ばれる桃山時代の建築技術を取り入れた禅堂などがあり、豪壮な寺であることを実感できる。 
 春にはお釈迦様の誕生を祝って甘茶が振舞われる、「龍澤寺花祭り」が行われることでも知られている。
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2007/8/20


名草神社 三重塔 Nagusa-jinja Sanjuu-no-tou 

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 兵庫県北部。養父市と香美町の境界に聳える標高一一三九mの妙見山。その山の中腹、標高約八〇〇mのところに平安時代創建の「名草神社」がある。
 神社の参道を上ると樹齢三〇〇年近くの杉の木立の奥に、高さ二四・一mの鮮やかな朱色に彩られた三重塔が現れる。
 この三重塔は、もともと大永七(1527)年、出雲大社に建立されたとされる。出雲大社本殿の柱に、妙見山の杉が使われたことの返礼として、寛文五(1655)年にこの地に運ばれてきたという。
 三百年以上の昔、二〇〇km以上離れた場所から、どのように日本海を渡り運ばれ、運び上げられたのか。先人達の知恵と力には感服させられる。
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2007/6/5


又兵衛桜 Matabee-zakura Matabei Cherry

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 奈良県宇陀市にある「又兵衛桜」。樹齢300年とも言われるしだれ桜で、枝ぶりは大変見事。満開のころには写真家、観光客で賑わう。
 「又兵衛桜」の名前の由来は、大阪夏の陣で活躍した槍の又兵衛と異名を取る、後藤又兵衛基次から来ているそうだ。又兵衛は、戦いに敗れ、ここ宇陀の地で僧侶になり、姓を後藤と名乗ったという。この地はかつて後藤家の屋敷跡でもある。
 かつてはあまり注目されることのなかった又兵衛桜が全国的に有名になったのは、2001年にNHK大河ドラマ「葵・徳川三代」のオープニングで使われたのがきっかけ。これを機に、近隣からだけでなく、毎年大勢の花見客が訪れるようになったとか。
 夜にはライトアップも行われ、まるで滝が空から降ってくるかのような豪快な美しさがさらにきわだつ。
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2007/5/15


切目神社 Kirime-jinjya Kirime Shrine

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 「熊野信仰」の修験道として有名な熊野九十九王子中、藤白、滝尻王子などともに最も有名な王子社である。
 ここの神霊は殊に霊験あらたかとされ、海岸の方を向いて祀ると「沖の走り舟を止める」ということで、ご神体は裏向けに祀られているという。また宮参りの際は、社殿の裏側から参拝し、また元旦の初詣のときには「裸」で、どんな親しい人と出会っても挨拶をせずに「無言」で詣でるのが習慣だったとか。
 平安時代から鎌倉時代にかけての300年間は特に熊野詣でが盛んで、天皇、上皇、法皇、文人墨客は必ず参詣し、御所御殿は皇族の宿泊所となった。
 境内にある古木「ホルトノキ」は樹齢300余年とされ、県指定文化財となっている。
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2007/4/27


千本山のヤナセ杉 Senbonyama-no-yanasesugi 

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 千本山のヤナセ杉(せんぼんやまのやなせすぎ)は日本三大美林の一つ。
 千本山は魚梁瀬(やなせ)ダムの北にそびえる標高1084mの山で、そこに樹齢300年を超える高さ約50mの杉の巨木が一万本以上も林立する。
 広く傾斜地の多いこの地形は、太陽が降り注ぐ四国の中でも多雨で、全体の96%が森林という全国でも数少ない広大な森林を持つ。 
 このため、杉の工芸でもとても有名な場所で、朝廷奉納や、幕府献用として、手厚く保護されるなど、古くから土佐を代表する銘木として有名である。
 ヤナセ杉の千本山までの約12kmのハイキングコースは荘厳な自然を存分に満喫することができる。
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2007/4/23


佐賀の大楠 Saga-no-ookusu Saga Giant Camphor Tree

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 佐賀の大楠は佐賀県武雄市若木町、川古の大楠公園に立つ巨木、川古の大楠の事である。
 樹齢三千年以上、高さ25メートル、幹回り21メートルの大きさを誇り、全国巨木の第五位に位置する。国の天然記念物に指定されている。
 かつて日本武尊が楠が茂るのを見て「栄(さか)の国」と呼んだため、「佐賀」の地名が名づけられたと言う伝説が残る。
 園内には行基により幹に直接彫られたと伝わる行基仏が保存されている。状態の悪化により剥離したが、昭和六十年までは実際に幹に刻まれたままの状態であった。
 近隣にも多くの巨木が立ち、武雄の大楠、塚崎の大楠は樹齢三千年以上と言われており、川古の大楠と並んで荘厳とも言うべき威容を示している。
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