NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/8/10


挙母まつり Koromo-matsuri Koromo Festival

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 挙母まつり(ころもまつり)は、愛知県豊田市挙母町の挙母神社にて、毎年10月第3日曜日とその前日に行われる祭りである。
 挙母神社は、文治五(1189)年、源義経の家臣鈴木重善が大和吉野より「子守明神」を勧請して祀ったのが開創と伝えられる。祭神は、高皇産靈神、他4柱。
 鎌倉前期の文和三(1354)年ごろ、挙母神社にて始まった神事・狂言歌舞伎が、挙母まつりの始まりとされる。
 寛永七(1630)年には南町にて飾り車と傘鉾、獅子が出たという記録があり、後に現在の8町内が揃ったと伝わる。
 挙母祭りでは、8台の山車が曳き出され、辻々で紙吹雪を撒き曳き廻される山車は、いずれも豪華な山車幕や立川流や瀬川の彫刻で飾られており、三河地方でも有数の山車祭りとされる。
 挙母まつりは、挙母城下の心意気を今に伝える勇壮な神事である。
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2007/4/16


常称寺 Joushou-ji Joshoji Temple

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 常称寺(じょうしょうじ)は、広島県尾道市に所在する古刹。本堂と観音堂などが県の重要文化財に指定されている。
 建築は古く、鎌倉時代に遡る。正和二(1313)年に遊行二代他阿真教上人の開基と伝えられる。
 重要文化財の本堂は須弥壇(しゅみだん・仏像を安置する台座)に貞治五(1366)年の銘があることから南北朝時代、14世紀頃の建立と考えられる。中央に方三間の内陣と須弥壇を、三方に脇陣と外陣が建つ。頭貫(かしらぬき・柱の上部を連結する頭柱)から上の様式が創建当初の南北朝時代の形式をよくとどめている。
 常称寺は足利尊氏が暦応三(1340)年に伽藍を整備するも、文和元(1352)年に兵火により本堂を残して焼失、翌年に総門、客殿が再建されたと言われる。
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広島 西郷寺 Hiroshima Saigou-ji Saigoji Temple

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 室町時代の文和二(1353)年に遊行六代一鎮上人が建てた時宗の古刹。広島県尾道市に所在する。
 階段を登ると山門がある。板蟇股(かえるまた)や破風などに室町時代の様式が見られる、重厚な意匠だ。
 足利尊氏が文和二(1353)年に建立したとされる、古風で威風堂々とした本堂は国の重要文化財。舟肘木と寄棟造の端正な姿が美しい。内部は方三間の内陣の周囲を外陣がめぐる形式で、浄土教の特徴をよく表しており、時宗本堂最古の遺構として貴重である。この本堂は、堂内にある「鳴き龍天井」でも有名。手を叩くと天井に龍の鳴き声のような音が響くことからこう名づけられた。
 本尊の阿弥陀如来立像は足利尊氏の守本尊として持ち運びやすくするために、五体分離できる仏像となっている珍しいものである。
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