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加美町宮崎の切込地区に「切込の裸カセドリ(きりごめのはだかかせどり)」という小正月の行事が古くから伝わる。一月一五日の夜に行われる行事で、現在では県の民俗文化財に指定されている。
切込の裸カセドリは、火災を防ぐ火伏せと厄払いを祈願すること、そして肉体的な試練を受ける通過儀礼の意味合いもあるといわれており、一五歳以上の男子が参加する。
まず、初めての参加者や新婚者、厄年の者は頭に藁帽子を被り、裸の腰に注連縄(しめなわ)をつけ、家々の訪問に先立って他の参加者から水を浴びせられるという。
そして「へそび」と呼ばれる竈(かまど)の墨を、顔や体や手につけて集落の家々をまわる。家に上がった者達は家人に墨をつけて、新年の挨拶をしてから酒や食べ物のもてなしを受けるという、とても変わった祭りである。
切込の裸カセドリは、火災を防ぐ火伏せと厄払いを祈願すること、そして肉体的な試練を受ける通過儀礼の意味合いもあるといわれており、一五歳以上の男子が参加する。
まず、初めての参加者や新婚者、厄年の者は頭に藁帽子を被り、裸の腰に注連縄(しめなわ)をつけ、家々の訪問に先立って他の参加者から水を浴びせられるという。
そして「へそび」と呼ばれる竈(かまど)の墨を、顔や体や手につけて集落の家々をまわる。家に上がった者達は家人に墨をつけて、新年の挨拶をしてから酒や食べ物のもてなしを受けるという、とても変わった祭りである。
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