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名取市にある高舘山は標高二〇四メートルで高い山ではないが、平坦な名取平野に浮き出ているため、山頂からの見晴らしはよく、市街地をはじめ太平洋、金華山を眺めることができる。
この高舘山の山麓に曹洞宗の寺である秀麓斎(しゅうろくさい)がある。熊野新宮社の別当寺で、奥州三十三観音霊場の第二番札所として知られる。
坂上田村麻呂が東征の際に戦勝を祈願し、観音菩薩を勧請したのが始まりといわれ、本尊の聖観世音菩薩は運慶作といわれている。
この寺は仙台藩主伊達政宗の書斎でもあったために、寺号の秀麓寺を秀麓齋と改め、現在もその名で呼ばれる。寺号を「斎」とするのは全国でも珍しい。
また、境内には立派なもみじで知られている「利勝(りしょう)の紅枝垂」がある。
この高舘山の山麓に曹洞宗の寺である秀麓斎(しゅうろくさい)がある。熊野新宮社の別当寺で、奥州三十三観音霊場の第二番札所として知られる。
坂上田村麻呂が東征の際に戦勝を祈願し、観音菩薩を勧請したのが始まりといわれ、本尊の聖観世音菩薩は運慶作といわれている。
この寺は仙台藩主伊達政宗の書斎でもあったために、寺号の秀麓寺を秀麓齋と改め、現在もその名で呼ばれる。寺号を「斎」とするのは全国でも珍しい。
また、境内には立派なもみじで知られている「利勝(りしょう)の紅枝垂」がある。
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