NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/11/13


三原やっさ祭 mihara-yassa-matsuri 

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 三原やっさ祭は、広島県三原市でおこなわれる中国地方を代表する夏祭りである。
 ♪見たか聞いたか 三原の城は 地から湧いたか 浮城かヨ♪
この「やっさ踊り」を中心に、八月の第二日曜日を含む金・土・日の三日間にわたり開催され、毎年約三〇万人以上の人手で賑わう。
 「やっさ踊り」の起源は古く、永禄一〇(1567)年に毛利元就の三男の小早川隆景が、小島をつないで海の上に築城した三原城の完成を祝って踊ったことがはじまりとされている。
 「やっさ、やっさ」という囃し詞(はやしことば)から「やっさ踊り」と呼ばれるようになり、以来、民の祝い事は「やっさに始まりやっさに終わる」とまでいわれるほど、地域に根付いたものとなった。
 この踊りは、踊りや歌詞、身なりにいたるまで特定の型がなく、囃しのリズムに合わせて自由な所作で奔放に踊ることが特徴。
 「足の踊り」ともいわれくらい動きのある踊りのため、見ているだけで心も躍る、底抜けに明るい祭りである。
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2008/10/3


牧水祭 Bokusui-sai 

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 牧水祭は宮崎県日向市東郷町坪谷で行われる祭りである。東郷町出身の歌人、若山牧水を偲ぶため、毎年9月に行われる。
 若山牧水は明治一八(1885)年生まれで、10代のころ、歌に才能があることを認められ、早稲田大学に入学。その後尾上紫舟(おのえさいしゅう)に師事した。明治四三(1910)年に第2歌集「別離」を出版し、歌の世界「歌壇」に認められた。
 祭りは牧水を偲び、多くのファンが集まる。生家の裏に建てられた歌碑に牧水の好きだった酒を注ぎ、代表作を読み上げる。牧水記念館では牧水の直筆の色紙や歌が展示され、牧水公園の「ふるさとの家」では、短歌の朗詠など大会が開催される。
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都井岬火まつり Toi-misaki hi-matsuri 

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 都井岬火まつりは、宮崎県串間市の都井岬で行われる祭りである。毎年、8月の盆過ぎに行われる。もとは「十五夜柱祭り」と呼ばれていた。
 その昔、大蛇を衛徳坊という僧侶が火攻めで退治した。その伝説を祭りに再現したものである。
 祭りは「串間くるみ太鼓」で幕を開ける。イベントが終わり、20時頃からいよいよメインに入る。「大蛇」のイメージを高さ30メートルの「柱松」に見立て、てっぺんには大蛇の口を藁で表現し、それにめがけて、「とんとことって~えいとくぼう~」の掛け声で松明を次々に投げいれる。松明が見事柱松に命中すると、火の粉が夜空に舞い、祭りのボルテージは最高潮に達する。
 串間市の夏の終わりの風物詩である。
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2008/9/9


田原祭り Tahara-matsuri 

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 田原まつりは城下町田原を代表する祭りで、からくり人形を載せた山車(だし)が全国的に知られている。毎年9月中旬の3日間にわたって開催される。江戸時代に始まった熊野神社の祭礼がルーツと伝えられ、後に地元の八幡社・神明社・巴江神社の氏子祭りとあわせて、田原まつりと呼ぶようになった。
 主役となる豪華な屋台仕立ての昼山車(ひるやま)は、八幡社を祀る新町、神明社を祀る本町と萱町が1台ずつ保有する。山車の先頭にはそれぞれ、動きが巧妙で鮮やかな唐子人形、鮎を釣り上げる神功皇后人形、御幣を振りながら厄を払う総代人形が据えられ、山車とともに市の有形民俗文化財に指定されている。
 昼間は3台の昼山車や各町の神輿が街中を練り歩き、夜は着飾った子供や青年が夜山車(よやま)の上で手踊りを披露する。最終日の夜は打ち上げ花火が夜空を彩り、祭りはクライマックスを迎える。
 
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