NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/2/1


矢部の八朔祭 Yabe-no-hassaku-matsuri Hassaku Festival in Yabe

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 熊本県上益城郡山都町矢部地域に伝わる「矢部の八朔祭(やべのはっさくまつり)」は、江戸時代中期から受け継がれてきた、歴史ある祭りである。
 「八朔」とは旧暦八月一日のことをいい、田の神に収穫の感謝や豊作の祈願をし、また収穫のおおよその見当をたてる日とされている。
 祭りの見所はやはり目抜き通りで行われる、巨大な造り物の曳きまわしである。
 造り物は、各町内が毎年テーマやアイディア、趣向を凝らして制作される。使う材料は自然素材が多く、竹、杉、ススキ、シュロの皮などが使われ、材料集めに苦労しながらも、最後に審査によって順位が付けられるとあって、毎年熱のこもった制作作業となる。
 壮観な曳きまわしを観ようと、毎年町内外から大勢の見物客が訪れる夏の祭りである。
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2007/11/14


薄(ススキ) Susuki 

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 イネ科・ススキ属の「薄(すすき)」は、日当たりの良い野原や川原などに生息する多年草で、1〜2m程の高さになる。
「芒」とも表記されるが、古くは「尾花(おばな)」と呼ばれ秋の七草の一つに数えられている。また、十五夜の月見には秋の七草の一つの萩(はぎ)と共に、飾られる事が多い。
 日本全国に分布していた薄は、以前は茅葺き屋根の材料や家畜の餌として利用されていたが、近年はその機会も少なくなっているので、草原も稀少なものになっている。
 夏の終わり頃に茎の先端に長さ20〜30cm程の花穂を付け、秋には十数本に分かれたその穂にフワッとした白い毛が生え、草原を白く染めていく。サラサラと風に揺られて聞こえる音は、季節の移り変わりを色濃く感じさせる。
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2007/10/31


葛城山 Katsurag-isan Mt. Katsuragi

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 葛城山(大和葛城山)は、奈良県御所市櫛羅と大阪府南河内郡千早赤阪村にまたがる、標高959メートルの山である。
 金剛生駒紀泉国定公園内にあり、金剛山地において、金剛山と並ぶ主峰格である。
 葛城山の祭神は一言主神(ひとことぬしのかみ)。伝説によると、役の行者が葛城山から金峰山に橋を作っていた時、この神は容貌を恥ずかしがって夜間だけ手伝ってくれたという。
 四季それぞれの自然の美しい風物と、変化に富んだ登山コースは、ハイカーや登山者に人気がある。
 春のヤマツツジ、秋のススキで知られる高原状の山上台地は、山の形状がなだらかであるために、この付近を指して葛城高原と呼ばれている。
 葛城山は、四季折々の景観も美しい行楽地である。
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2007/10/11


高茂岬 Koumo-misaki 

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 高茂岬(こうもみさき)は愛媛県南宇和郡愛南町にある愛媛最南端、西海半島の西南端の断崖、豊後水道(ぶんごすいどう)に突きだした岬である。
 岬はリアス式海岸特有の、百メートルを越える男性的な断崖が連なり、岩礁に黒潮の波が砕け散る様は豪快且つ、心が洗われる思いである。一帯は足摺宇和海国立公園に属している。
 岬には遊歩道が整備されており、天気のよい日には九州が遠望でき、地平線に沈んでいく夕陽の美しい岬としても有名である。
 また、あたりには亜熱帯植物も多く生息し、秋には美しい野地菊が咲き乱れ、ススキが一面に広がる風景も展望できるなど緑に恵まれた岬である。
 また、小型の鷹の群生地としても有名で、秋の澄んだ空に群舞する鷹の姿は見ものである。
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2007/6/5


曽爾高原 Soni-kougen Soni Highland

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 奈良県曽爾(そに)村にある曽爾高原は、奈良県と三重県の県境に位置した国立公園。ススキの群生で知ら、約38ヘクタールの広大な高原にススキが一面生い茂る。
 風によってススキの銀色の穂が風に揺れる風景は限りなく力強く、優しい表情を見せてくれる。夕暮れには夕焼けが真っ赤になって白いススキを赤く染め、それは見事な眺めだという。ススキの季節の秋、10月下旬からは、大勢のハイカーたちがここを訪れる。
 周辺には地元食材を使った料理を味わえるレストランのある「曽爾高原ファームガーデン」や温泉所の「お亀の湯」などの観光施設も充実。高原リゾートを存分に満喫できる。
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2007/5/8


四国カルスト Shikokukarusuto Shikoku Karst

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 愛媛県と高知県との県境にある標高、約1400m、東西に約25kmに広がるカルスト台地。
 日本三大カルスト(四国カルスト、山口県の秋吉台、福岡県の平尾台)のひとつで、最も高い標高からは石鎚山などの周辺の山々が一望できる。
 西から大野ヶ原、五段高原、姫鶴平、天狗高原(標高1485m)までの、なだらかな山肌には、夏は草に覆われた緑のじゅうたん、秋はススキが一面に広がり、一年を通して四季を楽しむことができる。
 乳牛の放牧地帯としても有名で、多くの牛が放牧され、カルスト特有の風景をさらに牧歌的にし、多くの人々が訪れる観光地となっている。
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2007/3/9


生石高原 Oishi-kougen Oishi Highland

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 生石高原(おいしこうげん)は和歌山県の生石ガ峰(870メートル)山頂付近に位置する高原である。
 生石ヶ峰は長峰山脈の一部であり、関西百名山の一つ。山頂付近に広がるなだらかな草原にはススキが群生し、秋口には金色の穂波で埋めつくされる。
 山頂からは四方全てが見渡せる眺望の土地でもあり、晴れた日には和歌山市街や遠く紀伊山地、紀伊水道までを見通すことが出来る。
 ハイキングコースとして親しまれているが、自動車で山頂付近まで乗り入れることも出来、気軽に散策が楽しめる。
 秋には一面に広がるススキの草原を見ようと、多くの登山客が訪れ、人気を集めている。
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2007/1/23


青山高原 Aoyama-kougen Aoyama Plateau

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 青山高原は、三重県名賀郡青山町に広がる、標高約800m、南北15kmに及ぶ大草原である。
 青山高原は室生赤目青山国定公園の中心にあり、笠取山を主峰とする布引山地一帯に広がる。頂上付近は起伏のなだらかな丘陵地で、東に伊勢平野、南に大台ヶ原、西に笠置山脈と、見どころいっぱいの景観が視界に広がる。
 春にはアセビ・ツツジ、ナデシコが赤い花をみせる。秋にはススキが白い穂をなびかせ、冬には樹氷も美しく、四季折々の景観が、訪れる人を魅了してやまない。
 頂上付近には数十基の風車が建設され、本州最大規模の風力発電施設を誇る。
 展望台からは見事なパノラマが展開し、晴れた日には伊勢湾、知多半島、伊賀盆地などが手に取るように見渡せる。
 青山高原は、いつでも大自然を楽しめる心の安息所である。
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