NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/7/23


びふか松山湿原 Bifuka-matsuyama-shitsugen Bifuka-Matsuyama Moor

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 北海道中川郡美深町。その町を見下ろす松山山頂にあるのがびふか松山湿原だ。
 標高797mにあるその湿原は、日本最北の高層湿原としても知られている。
 湿原面積はおよそ25ヘクタール。大小3つの沼が点在しており、それぞれにヒメマスの放流が行われている。
 山頂には、風雪にさらされ矮性化したアカエゾマツやハイマツなどの高山植物が分布するといった特異性があり、学術的にも重要であることから、昭和五一(1976)年には、北海道自然環境保全地域に指定されている。
 自然が色濃く残された湿原には、一周1kmほどの散策路も設けられ、四季折々に花を咲かせるタチギボウシやホロムイリンドウなどの豊富な高山植物を愛でながら、大自然の息吹を思う存分味わうことができる。
 青い空と緑の大地の境目に、矮性化したために奇妙な枝振りをしたエゾマツやハイマツがポツリと頭を出す。
 厳しい自然だけが生み出す風景が、そこには広がっている。
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2007/6/25


標津川 Shibetsu-gawa 

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 標津川は、その源流を標津岳から斜里岳、そして知床半島へと連なる知床山系に発する。
 昔から鮭やマスの天然孵化河川として有名で、明治の頃からこれらの人工孵化への取り組みを始め、標津漁協は今も秋鮭の水揚げが日本一となっている。
 そんな標津川も、戦前は蛇行の多い川で、下流域では未開の大きな湿原が広がっているだけだった。戦後になってその湿原の開拓を目的とした川の直線化が積極的に行われ、今では湿原は草地に変わり、牧草地として利用される事で酪農の盛んな地域に生まれ変わっている。
 流域にはその名残である三日月湖が多くみられることでも知られている。
 その分開発も進み、山林の伐採などで一時は暴れ川とも評されるようになってしまう。しかし、その後の植林などが功を奏し、今ではフクロウも棲み付くほどの回復を見せている。
 開発しては元に戻す。三日月湖を散策していれば、そんな人間たちに首をかしげるフクロウに出くわすかもしれない。
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2007/6/19


えりも町 住吉神社 Erimo-cho Sumiyoshi-jinja Erimo-cho Sumiyoshi Shrine

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 えりも町の住吉神社(すみよしじんじゃ)は、北海道幌泉郡えりも町本町にある神社である。祭神は表筒男命、中筒男命、底筒男命。
 文化一一(1814)年、漁場の安全豊漁を祈念するために、現在地より北方にある住吉山に社殿を建立したのが始まりとされる。
 明治三一(1898)年、風害によって社殿が倒壊し、現在地に移転した後、流れ破風造の社殿を建立した。
 昭和一二(1937)年、現在ある社殿に改築される。
 境内には嘉永三(1850)年建立の手水鉢と、嘉永四(1851)年建立の石灯籠脚台が残る。
 毎年9月15日の例祭日には、特殊神事・海上神輿渡御が1時間半に渡り行なわれている。
 えりも町の住吉神社は、昆布採取、鮭建網など漁業の神として今も篤く崇敬されている社である。
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2007/6/4


北海道 余市川 Hokkaidou Yoichi-gawa The Yoichi River

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 北海道の余市川(よいちがわ)は、北海道余市郡の辺りを流れる河川である。
 鮎の最北限、鮭がのぼる川で知られ、余市岳中腹から流れ出し、50kmの流程で日本海に注いでいる。
 名前については、余市川を指すアイヌ語地名「イオチ」という「川流域での蝮・群棲するもの」を意味する言葉を起源とし、イヨチからヨイチへと言い習わされるようになり、それに余市という漢字があてられた。
 余市川の魅力は何と言っても北限の鮎釣りで、シーズンには多くの釣り人が自然を満喫しながら釣りを楽しむ。
 下流にはコイ、上流はヤマメ、イワナ等が生息しており、余市川河口から約4km上流にある鮎場では、秋を迎えると産卵のために遡上してきた鮭が水面で跳ねる姿を見ることができる。
 余市川は、釣り人で賑わう自然溢れる川である。
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2007/5/24


石狩川 Ishikari-gawa 

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 「石狩川(いしかりがわ)」は、その源を大雪山系の石狩岳に発する。渓流を集めながら層雲峡の渓谷を流下し、上川盆地に至り、様々な支流を集めて石狩平野に入り、さらに多くの支流を集めて日本海に注ぐ。流域面積は全国第2位、本流の長さは全国第3位の、わが国屈指の大河だ。
 石狩川流域には、大雪山国立公園や支笏洞爺国立公園をはじめとする雄大な自然景観が広がる。層雲峡など山間渓谷美に富んだ清流、鮭が登る千歳川・豊平川、マガン、渡り鳥の重要な中継地となる宮島沼など、壮大で豊かな景勝に恵まれている。平成十三年には北海道遺産に選定された。
 石狩川が何万年もかけて築いた自然の景観。その、刻一刻と変化してゆく自然の姿は、北海道の大地の恵みである。
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2007/3/1


那珂川 Naka-gawa 

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 栃木県、茨城県を流れる那珂川水系の本流で一級河川。流路延長150キロメートル、流域面積3270平方キロメートル、関東第3の大河である。
 多くの魚類が生息しており、特にサケの遡上する河川として、江戸時代には水戸藩への献上品とされていた。栃木県から茨城県にかけての中流部では多数のやなが設置され、多くの観光客で賑わう。
 また、秋にはアユが遡上しアユの友釣りが盛んになる。大田原市佐良土(さらど:旧湯津上村)の那珂川河畔には、栃木県の水産試験場があり、淡水魚の研究が行われ、淡水魚水族館のなかがわ水遊園も併設されている。
 河口付近の大洗港は漁港として知られ、魚市場は朝から近隣の買い物客で賑わう。
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2007/1/26


兵戸渓谷 Hyoudo-kyoukoku Hyodo Valley

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 兵戸峡谷(ひょうどきょうこく)は、大分県日田市上津江町の、川原川の最上流に広がる豊かな渓谷である。
 兵戸峡谷は標高600mの渓流であり、流れる清流は透き通り、清涼感は抜群である。
 ヤマメ釣りの好スポットとして知られ、釣り場では家族連れでヤマメと格闘する光景が見られる。
 ゴツゴツした岩肌を落ちる瀑布は豪快で、四季の彩りが美しいコントラストを添えてくれる。
 峡谷沿いにはヤマセミやアカシヨウビン、キセキレイなどの野鳥が棲み、バードウォッチングも楽しめる。
 秋にはもみじが満開であり、天気が良ければ、紅葉も銀杏も、全ての木々が光り輝いているように見える。
 兵戸峡谷は、自然と戯れる穴場であると言えよう。
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2006/12/23


三段滝 Sandandaki Three-step waterfall, Sandandaki Fall

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 北海道芦別市にある芦別岳を源とする芦別川にかかり、砂岩の岩盤が不規則な階段状に削られ、3段の滝つぼを有する滝。三段滝公園とも呼ばれている。
 芦別の名勝のひとつで、壮大な深林の中にあり、水量の多いときなどは、豪快な水しぶきを上げながら、勢いよく流れる姿が見れる。
 昭和の初期の頃には鮭の大群が力強く飛び跳ねながら、この三段滝を飛び越え上流に上る姿があったと言う。
 秋には回りの木々が赤く紅葉に変わり、絶景の大自然のキャンバスができあがる。
 春には雪解け水が流れ込み、滝いっぱいに水が流れ、その迫力には圧倒される。
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