NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/2/5


新田神社 お田植祭 Nitta-jinja Otaue-sai 

Jp

 神亀山(しんきさん)の山頂にある新田神社は、邇邇芸尊(ににぎのみこと)を主祭神とし、天照大神(あまてらすおおみかみ)と天押穂耳尊(あめのおしほみみのみこと)を祀った旧薩摩藩を代表する神社である。
 神亀二(725)年に創建されたと伝えられ、かつての川内市(せんだいし)は薩摩国一の宮として古来から南九州の人々に信仰されてきた。この神社で六月上旬におこなわれるのが、五穀豊穣を祈願する「お田植祭(おたうえさい)」である。
 新田神社で本社祭の神事のあと、倉野、宮内地区に伝わる県の指定無形文化財である奴振踊り(やっこぶりおどり)の奉納が行われる。大きなまといに付いた竹へぎを回転させて踊るものである。
 その後、新田神社内の保食神社でお田植に伴う諸神事が行れ、古式ゆかしい衣装に身を包んだ早男や早乙女が一列になり、神田にて苗を植えていく。
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2007/2/26


桃の花と種まきうさぎ Momo-no-hana-to-tanemaki-usagi 

Jp

 浄土平にある吾妻小富士。早春、福島に桃の花が咲く頃、山の積雪も少しずつ解け始め、北斜面に「種まきうさぎ」や「雪うさぎ」と呼ばれる兎の形をした雪渓が見られる様になる。
 昔から地元の農民は、この「うさぎ」を見る事によって春の訪れを知り、苗代に種まきを始めたと言われる。現在では、福島の早春のシンボルとして一般に親しまれている。
 また、「吾妻小富士の下の残雪がうさぎ形に見られる頃になると晩霜の心配がない」という福島市飯坂地区に伝わる天気諺もあり、霜の心配をしなくても良くなるという言い伝えがある。これは吾妻小富士は標高1707メートルなので、雪が解け出す10℃以上の気温になると、福島市では20℃以上の気温になる為、霜が降らなくなるとされている。
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