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岡崎石工品は一六世紀末、当時の城主が岡崎城築城のため、優秀な石工を大坂から移住させたのが始まりといわれている。岡崎近郊の山から良質の花崗岩(みかげ石)が豊富に産出したこと、全国の諸大名がこの地の石工品を徳川家にゆかりのある神社仏閣に競って上納したこと、矢作川を利用して重い石工品を江戸や大坂まで運搬できたことなどの好条件に恵まれ、技術の優秀さとあいまって発展してきた。
茨城県の真壁、香川県の庵治とともに、日本三大産地と称される。昭和五四(1979)年には、春日型灯籠、六角雪見型など四十三品目が、伝統的工芸品に指定された。
岡崎の石工たちは今日も、その高度な伝統技術で繊細かつ優美な曲線を生み出し、静かな情熱をこつこつと石に刻み続けている。
茨城県の真壁、香川県の庵治とともに、日本三大産地と称される。昭和五四(1979)年には、春日型灯籠、六角雪見型など四十三品目が、伝統的工芸品に指定された。
岡崎の石工たちは今日も、その高度な伝統技術で繊細かつ優美な曲線を生み出し、静かな情熱をこつこつと石に刻み続けている。
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