NIPPON Kichi - 日本吉

記事数29件: 1~8 件表示     >>     >|  

2007/10/12


八王子 浄福寺 Hachiouji Joufuku-ji 

Jp

 八王子の浄福寺(はちおうじのじょうふくじ)は、東京都八王子市下恩方町にある真言宗智山派の寺である。本尊は、大日如来。多摩四国八十八ヶ所霊場第66番札所とされる。
 文永年間(1264~1274)に創建された観音堂の別当寺であったが、後に焼失し、大永五(1525)年に領主・大石氏により再建されたと伝えられる。
 裏山一帯に残る浄福寺城は、14世紀~15世紀に大石氏によって築かれたと言われる標高360mの山城で、新城(にいじょう)・案下城(あんげじょう)・松竹城(まつたけじょう)・千手山城(せんじゅさんじょう)とも呼ばれている。
 境内には見事なしだれ桜が存在し、春には爛漫の花々が気持ち良く競うように咲く。他に、梅や色鮮やかな寒緋桜、染井吉野も咲いており、見飽きる事がない。
 八王子の浄福寺は、城跡としだれ桜で知られる古寺である。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/10/4


輪王寺庭園 Rinnouji-teien Rinnoji Zen Garden

Jp En

 輪王寺庭園(りんのうじていえん)は、宮城県仙台市青葉区北山の輪王寺内にある池泉回遊式の日本庭園である。東北有数の名園であると言われている。
 金剛宝山輪王寺は、嘉吉元(1441)年、九代伊達家の夫人・蘭庭明玉禅尼の所願により、一一代天海持宗が福島県梁川に創建した曹洞宗の寺で、慶長七(1602)年に仙台へ移動した。
 庭園は、明治期に衰微していた輪王寺を中興した、福定無外和尚(1881~1943)によって基礎が造営された。
 赤松と杉の木立を背景にした池泉回遊式で、枝垂桜が三重塔に映える四月中旬から菖蒲田に花の咲きそろう五月中旬ごろが、特に風情がある。
 輪王寺庭園は、四季折々に異なった美しい自然を持つ、深い安らぎを与えてくれる名勝である。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/9/13


秀麓斎 Shuuroku-sai Shurokusai Temple

Jp En

 名取市にある高舘山は標高二〇四メートルで高い山ではないが、平坦な名取平野に浮き出ているため、山頂からの見晴らしはよく、市街地をはじめ太平洋、金華山を眺めることができる。
 この高舘山の山麓に曹洞宗の寺である秀麓斎(しゅうろくさい)がある。熊野新宮社の別当寺で、奥州三十三観音霊場の第二番札所として知られる。
 坂上田村麻呂が東征の際に戦勝を祈願し、観音菩薩を勧請したのが始まりといわれ、本尊の聖観世音菩薩は運慶作といわれている。
 この寺は仙台藩主伊達政宗の書斎でもあったために、寺号の秀麓寺を秀麓齋と改め、現在もその名で呼ばれる。寺号を「斎」とするのは全国でも珍しい。 
 また、境内には立派なもみじで知られている「利勝(りしょう)の紅枝垂」がある。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/8/10


岩手 榊山稲荷神社 Iwate sakakiyama-inari-jinjya 

Jp

 岩手県盛岡市中心部の北側に位置する北山にある神社。
 起こりは江戸時代、盛岡城内に置かれた3つの神社のひとつとして創建された。榊山稲荷神社は本丸西側の曲輪(くるわ)に祭られたが、戊辰戦争、明治維新によりその歴史を閉じなければならなくなった。
 社伝によると、ある夜初代宮司、荒川清次郎氏が榊山稲荷より「再興せよ」とのお告げを受けて、私財を投げ打って昭和五(1930)年に再興したとある。
 荒川氏は、旧藩主南部氏の所有であった北山の地を譲り受け、お宮を建てた。現在は「盛岡開運神社」の別名を持ち、地元民に親しまれている。しだれ桜が参道を飾り、春には花見がてら散策を楽しむ人々でにぎわう。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します




幸田 しだれ桜まつり Kouta Shidare-zakura-matsuri 

Jp

 幸田・しだれ桜まつり(こうた・しだれざくらまつり)は、愛知県額田郡幸田町芦谷の幸田文化公園にて毎年4月上旬頃に行われている祭りである。
 幸田文化公園は、町内を一望できるシンボル塔や多目的広場、遊具などを備え、町民の憩の場となっている場所である。
 桜まつりでは、地元保存会が育てた八重紅枝垂、山桜枝垂など、350本のしだれ桜を始めとした500本の桜を背景に、野点や短歌・俳句・写真コンクール、茶会などが楽しめる。
 しだれ桜の濃い紅色の八重の花が花笠のように垂れ下がる姿は、儚くも美しい。
 しだれ桜まつり開催中は、琴や三河万歳などのステージイベントも行われる。
 幸田・しだれ桜まつりは、楽しく賑やかな祭りである。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/8/7


五ヶ瀬町 花まつり Gokase-cho Hana-matsuri Flower festival in Gokase Town

Jp En

 五ヶ瀬町の花まつり(ごかせちょうのはなまつり)は、宮崎県西臼杵郡五ヶ瀬の三ヶ所宮の原にある浄専寺(じょうせんじ)にて、毎年四月上旬に行われる祭りである。
 西栄山浄専寺は、元和元(1615)年、後藤孫太夫によって開基された浄土真宗の寺院である。
 境内の三重の塔前に、幹周り約3m、高さ約15m、樹齢二五〇~三〇〇年と言われるしだれ桜があり、県指定の天然記念物となっている。
 このしだれ桜はウバヒガンの変種が枝を垂らしたもので、毎年四月初旬に淡紅の花をつける。
 しだれ桜花まつりは、この桜を中心に行われる花まつりで、優美、壮麗さについては他に比類がないといわれている。
 五ヶ瀬町の花まつりは、優雅で可憐な花まつりである。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/6/26


松前 法華寺 Matsumae Hokke-ji 

Jp

 法華寺は、400年の歴史を持つ名刹。北海道松前郡松前町に所在する。
 開基については諸説あるが、正応四(1291)年に日蓮の六門弟の日持上人が海外布教のため渡道した折り上ノ国に一宇を建立したのを、享徳二(1453)年、京都本満寺の僧侶・日尋が松前に移して法華寺と名づけたという説が有力である。
 当寺に安置されている「木造日蓮聖人坐像」は鎌倉時代の作と言われており、北海道の有形文化財に指定されている。また、本堂の7メートル四方の天井に描かれた「八方睨みの龍」は、日本文人画の第一人者、池大雅の作と伝えられている。松前藩主の弟・廣長の念願で招かれた池大雅が寺の裏の林で見た大蛇にヒントを得て描き上げた大作で、どこから見ても龍から睨まれているように見える迫力ある絵である。
 境内には風格のある枝垂桜があり、海を背景とした構図は素晴らしく、見ごろの5月には花見がてら訪れる参拝客で賑う。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/6/15


妙義神社 Myougi-jinja Myogi Shrine

Jp En

 妙義神社は、群馬県富岡市妙義町にある神社である。祭神は、日本武尊、豊受大神、菅原道真。
 宣化天皇二(537)年、白雲山の東の麓に創建された。
 江戸時代においては歴代将軍から厚い崇拝を受け、古くから武士や民衆から信仰されてきた。
 宝暦六(1756)年、現在見られる黒漆塗銅葺入母屋造の本殿と銅葺平入の唐門、総門が建てられた。いずれも、国の重要文化財に指定されている。
 建物に施された龍や鳳凰などの精巧な彫刻は、日光東照宮の彫刻師の手による物と伝えられる。
 例大祭は4月15日と10月15日に催され、春には樹齢200年以上のしだれ桜が咲き誇り、秋には真赤に色づく紅葉に覆われ社殿が映える。
 妙義神社は、天狗信仰も根強い歴史ある社である。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



記事数29件: 1~8 件表示     >>     >|  
NIPPON Kichi - 日本吉 - 日本語に切り替える NIPPON Kichi - 日本吉 - to english

モノ・コト・ミル・ヒトで綴る
日本の美意識。

現在の記事 5444
カテゴリーズ
都道府県
キーワードシャッフル
お気に入り
キーワード検索
閲覧履歴



Linkclub NewsLetter