NIPPON Kichi - 日本吉

2007/3/6

杉葉線香 Sugiba-senkou 

Jp


 杉葉線香は島根県安来市に伝わる線香、島根県ふるさと伝統工芸品の一つである。
 香は仏教伝来と共に日本に伝わったとされ、その後香木を調合して衣類に炊き込める薫物(たきもの)が広まり、香道が形作られた。仏教、禅と関係が深く、香りが四方に広がることが仏の慈悲を表していると言われる。
 線香は江戸時代に製法が生まれたもので、香木に比べ安価なことから広く一般に広まった。
 杉葉線香も同時期に製造され、乾燥した杉の葉と椨(たぶのき)の木の葉の粉末を混合して作られる。
 硬さや粘度を見極めるには熟練の技を要し、現在も職人たちの手作業による製法が守られている。
 安価で良質な杉葉線香は野線香とも言われ、仏事や墓参の際に使われ、祖先の霊を慰めている。

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住所
島根県安来市広瀬町
名前
杉葉線香




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