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2008/10/2


まま子滝 Mamako-taki 

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 宮崎県小林市須木下田にある落差41メートルの滝。「まま子滝」は別名で「須木の滝」が一般名である。岩肌と生い茂る木の間から、幾つもの滝道をつけ、水が流れ落ちている。
 この滝には悲しい伝説がある。
 「まま子」とは「継子」つまり実子でない子供を言う。昔、3人の女の子を持つ仲のよい夫婦がいた。妻は突然の病に倒れ、この世を去ってしまう。夫は子供のためを思い再婚したが、「継母」は「まま子」をよく思わず、いじめるようになった。
 ある日、継母とまま子は滝のそばで一服をする。継母がまま子に「しらみを取ってやろう」といい、まま子は何の疑いもなく従った。継母はまま子を滝に突き落とそうと考えた。そして、まま子を突き落としてしまったのだが、まま子は無邪気に継母の帯と自分の帯を結んで遊んでいたため、まま子とともに継母も滝に落ちてしまった、というお話である。
 まま子の供養のため、滝の近くには2体の観音像が祀られている。
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2008/8/25


霧合の滝 Mugou-no-taki 

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 霧合(むごう)の滝は、愛媛県今治市菊間町松尾にある落差20mの2段瀑である。えひめの自然百選に選ばれており、町の名勝にも指定されている。玉川町へと抜ける山道の中頃にある歌仙(かせん)公園内にあり、水量多く綺麗な流れの滝である。
 公園内には歌仙の滝というもう1つの滝があるため、古くから知られる霧合の滝は、古滝(ふるだき)とも呼ばれている。
 下段の瀑水は10mで、雄滝と雌滝に分かれており、勇壮に落ちる男性的な滝である。
 水流は絶えることなくごうごうと流れており、常に勢いのある流れとなっている。また、樹間には観音石像が刻まれている。
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2008/8/13


八戸観音滝 Yato-Kannon-Daki 

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 八戸観音滝(やとかんのんだき)は、宮崎県西臼杵郡日之影町八戸にある。落差41mで県道237号線より100mばかり入った場所にある。滝壺へ水流が一気に落下する直下型の滝で、緑の木々に囲まれ美しい。
 滝の横からのびる脇道を登ると、滝の中腹に洞穴があり、建立年代不詳の平安観音の他、2体の観音がある。女人の守護菩薩として地元では篤く信仰されており、お供え物や参詣者が絶えない。落ち着いた滝の流れと、この三体の観音像によって、町の人々の安らぎの場所となっている。
 また、毎年2月の大祭では名物のダルマも売られ、多くの人で賑わう。
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2008/1/24


黒貫寺 Kuronuki-dera 

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 黒貫寺(くろぬきでら)は宮崎県西都市にある寺である、正式名称は真言宗智山派黒貫寺。
 天慶九(946)年に真言宗の名僧である隆元によって建立された。また遡って、クマソ征伐の折にはヤマトタケルと景行天皇が訪れ、滞在した場所といわれる。
 南北朝時代に伊豆から現地に赴いた伊東氏 が都於郡(とのこおり)を治めていた時代には日向第一の寺院として栄え、その後も島津家の加護を受け江戸時代まで隆盛を誇っていた。
 境内の観音堂には大日如来坐像、聖観音坐像、薬師如来立像の三体が祀られている。明治七(1874)年に火災によって山門を残しすべて焼失し、現在残る観音堂は末寺である久峰(ひさみね)寺の観音堂を移築したものである。また、佐土原町西上那珂の平等寺にあった木造の仁王像がある。
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2008/1/22


塩船観音 柴燈護摩 火渡り Shiofune-kannon Saitou-goma Hi-watari Saito Goma Fire Festival at Shiofune Kannon

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 塩船観音(しおふねかんのん)は、東京都青梅市塩船にある真言宗醍醐派の別格本山の寺院である。本尊は十一面千手千眼観自在菩薩像。関東八十八ヶ所霊場第72番札所とされる。
 大化年間(645~650)に、17歳の時に人魚の肉を食べ不老長寿の身となり、後に尼僧になったという八百比丘尼(やおびくに)が、この地に立ち寄った際に千手観音を安置したのが始まりと言われている。
 毎年五月三日の大祭には、お堂の中で火を焚き、炎の中に御本尊を勧請し、その中に様々な供物を投じて秘密の真言を唱え、諸願の成就を祈る真言宗修験道の柴燈護摩(さいとうごま)が焚かれる。
 その後に山伏の行列を行い、真っ赤になった火の中を刀を持った山伏たちが真言を唱えながら次々と歩いて渡るという、火渡り(ひわたり)の荒行が行われる。
 塩船観音の柴燈護摩と火渡りは、勇壮で荘厳な神事である。
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2007/11/1


栃木 平和観音 Tochigi Heiwakannon Tochigi Heiwa Kannon

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 栃木の平和観音は、栃木県宇都宮市大谷町にある、大きな石仏である。
 昭和二九(1954)年、第2次世界大戦における日米両軍の戦没者の冥福を祈り完成、昭和三一年に開眼した、大谷石の採石場の跡に作られた観音仏である。
 石工の上野浪造が基礎を作り、彫刻家の飛田朝次郎が手彫りで穏やかな表情に仕上げた。
 平和観音は、高さ26.93m、胴回り20mもの大きさで、胸の高さには宇都宮市内を一望できる展望台がある。
 平和観音像の左手の側にある崖にはトンネルがあり、大谷寺側と行き来出来たが、崩落の恐れがあるため近年取り崩された。
 近隣には、大谷観音で有名な大谷寺もある。
 平和観音は、石の町大谷を象徴する巨大観音像である。
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2007/10/31


如意輪寺 Nyoirin-ji Nyoirinji Temple

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 如意輪寺(にょいりんじ)は、奈良県吉野郡吉野町吉野山にある浄土宗の寺である。
 延喜年間(901〜923)、文章博士三善清行の子で、日蔵道賢上人の草創とされる。本尊は如意輪観音。
 1336年、南北朝の戦いに敗れて吉野に行宮を定めた後醍醐天皇の勅願所となった。
 後醍醐天皇の没後、楠木正行が大阪四条畷の戦いに出陣する前に、やじりで堂の扉に辞世の歌を刻んだことでも知られている。
 慶安3(1650)年、文誉鉄牛上人が来て、本堂を再興し、真言宗を改めて浄土宗となった。
 如意輪寺には、南朝時代の寺宝や忿怒の姿を表した蔵王権現像、日本最大の寝拝観音「ねおがみ観音」など、歴史的に貴重な品が数多く展示されている。
 如意輪寺は、そこにいるだけで歴史を体感出来る、伝統の寺院である。
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2007/10/12


エビラ沢の滝 Ebira-zawa-no-taki 

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 エビラ沢の滝(えびらざわのたき)は、神奈川県相模原市津久井町青根にある落差15mの滝である。やまなみ五湖・水のある風景36選のひとつに選ばれている。
 エビラ沢は神ノ川支流にあり、滝は林道の脇にすぐ見つけることが出来る。
 素直な直瀑の滝で、水は非常に澄んでいて、透明度は抜群である。
 黒く光る岩肌を流れ落ちる水音は迫力があり、あまり高くはないが、水量が多く立派な姿を誇る。
 緑の玉を抱いて観音経を唱えながら滝に打たれていると、玉の中に御霊が入ったという、不思議な言い伝えが残されている。
 現在は、滝の前にベンチやあずまやなどが設置された園地があり、展望用のウッドデッキも整備されている。
 エビラ沢の滝は、誰でも気軽に見ることが出来る憩いの滝である。
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