NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/8/17


庄内神楽 Syo-nai-kagura 

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 神楽は、祭典の時に神前に奉納される歌や舞である。大きく、宮中で行われる雅楽や伎楽の宮廷神楽と一般の神社の神事芸能の里神楽に分けられる。
 庄内神楽は、大龍地区にある愛宕地蔵にある古文書に1778年に、御堂造営の際、神主らによって神楽が奏でられたとある。明治の初期には、同好会的な神楽集団が組織される様になり、現在の神楽座の基となっている。
 庄内には大きく分けると、娯楽性の高い10の庄内地区系と、伝統を重んじる2つの阿蘇野地区系の二流派の神楽座がある。両派とも庶民の神楽として古くから伝承され、比較的に早いテンポにのって勇壮に、時にはユーモラスに舞う里神楽である。
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2007/2/15


狂言 Kyougen Kyogen

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 狂言は室町時代に成立した日本の伝統芸能。能と同時期に猿楽から発生したものとされる。
 現在「能楽」と称される場合は式三番、能、狂言の三種類をさす。
 単体で演じられる本狂言、能の幕間の際に解説、息抜きで演じられる間狂言、祝い事に使われ、歌舞伎でも演じられる三番叟に大別される。
 面を使い、舞踏と劇の要素が多く、悲劇的な演目が主体の能に対して、狂言は物まねや台詞劇が多く、喜劇、滑稽話などが主体で演じられる。
 日本最初の喜劇であり、軽業、曲芸などとは異なり、話の筋や言葉遊び、風刺が使われるのが特徴。
 主役をシテ、脇役をアドと称して演じる。衣装と面は能に比べれば簡素であり、演じるものも庶民や喜劇的な悪役などが多く、神霊が多い能と対照的で古来の庶民劇を今に伝える。
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猿回し Saru-mawashi Monkey Show

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 猿回しは猿を使い芸を見せる大道芸の一つである。
 起源は古く、インドから中国に伝わり、日本に伝来した。猿は馬の守護者とされ、武士にとって大切な馬を守るための祈祷に使われた。厩(うまや)に猿が飼われ、将軍家にも猿回しが仕えたという。
 また猿は「去る」と通じて、災いを取り除くと信じられて、正月や祭りの際の芸として各地を回り、芸を披露した。
 芸の種類は多く、人間の姿を真似させる「正座」「気をつけ」「反省」や、綱渡り、輪くぐり、竹馬などの軽業がある。
 昭和三十八(1963)年に最後の猿回し師が引退し、一時消滅したが、昭和五十二(77)年に「周防猿まわしの会」が復活、山口県光市の無形民族文化財として芸を今に伝えている。
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2007/1/25


十日恵比寿神社 Touka-ebisu-jinja Toka Ebisu Jinja Shrine

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 十日恵比寿神社は、福岡県福岡市博多区にある恵比寿と大黒を祀る神社である。
 香椎宮大宮司家の武内五右衛門は分家して博多で商売を営んでいたが、天正十九(1591)年、香椎浜に流れついた恵比須神の神像を持ち帰り祀ったところ、家運が隆盛した。そのため多くの人が商売繁昌の神として参拝するようになったので、元禄三(1690)年に社殿を設けた。
 祭神は事代主神(えびす様)と大国主神(だいこく様)。商売繁昌、家内安全、無病息災にご利益があることで知られている。
 毎年1月8日〜11日までは正月大祭が行われ、期間中の参拝者は100万人にもなる。中でも、かち詣りは、三味、笛、太鼓での十日えびすの唄を先頭に博多芸妓たちが行列、徒歩で神社に参拝し、一年の開運、商売繁昌の祈願をする華やかな催しである。
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2007/1/23


高麗館 Kouraikan Kouraikan

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 山形の戸沢路には、緑の山並みの中に突然異国の空間が広がっている。そこが、高麗館である。
 高麗館は、韓国の文化・歴史の紹介と、訪れた人々との交流と相互理解を深めるために造られた、異国情緒たっぷりの建物である。
 1997年、韓国・堤川市との交流から古代朝鮮半島文化に触れる友好のシンボルとして建てられた。
 伝統民具や工芸品の展示・販売を行う「物産館」、韓国の食文化を紹介する「食文化館」、風俗や芸術を紹介する「民族文化館」、韓国の花、ムクゲやモクレンなどを配した「韓国庭園」、村人たちが集う遊びの広場「ノリマダン」などの数多くの施設があり、まるで韓国に居るかのような気分を味あわせてくれる。
 高麗館は韓国の文化・歴史を華麗に再現した建物であり、訪れる者に感動と興奮を与えてくれる日韓友好の絆である。
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2007/1/11


直島女文楽 Naoshima-onna-bunraku Naoshima-onna-bunraku (Naoshima Women's Puppetry)

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 香川県香川郡直島町で江戸時代から伝わる、香川県無形文化財に指定されている人形芝居(文楽)。
 直島(なおしま)は名前の通り「島」である。瀬戸内海に位置し、四国香川県ではあるものの本州岡山県に近いところにある。
 江戸時代に入り、直島は領主であった高原家が改易され、幕府の直轄の地となった。それに伴い、一般大衆に禁止されていた「娯楽」が解禁され、歌舞伎や能が盛んになる。直島女文楽もまた、この時代に上演された人形浄瑠璃が原型となったものである。
 明治に入ると文楽は下火となり、遂に途絶える。しかし昭和に入り、女性3人が再興し、それ以後女性だけで演じるようになる。
 三味線で伴奏され、それに合わせ人形一体を3人で操り、台詞を語っていく。日本の伝統的文化の一つである。
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黒島口説 Kurusimakuduti Kurushimakudouchi

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 黒島口説(くるしまくどぅち)とは、沖縄県の八重山諸島に連なる小島、黒島に伝わる踊りながら歌う島唄である。
 「島うた紀行」によれば、黒島口説は、19から20世紀にかけて、唄と踊りが作られたとある。
 八重山芸能の中でも特異で、本土の影響を受けた七五調の歌詞は黒島の習俗を歌い、コミカルで生き生きとした舞踊曲となった。
 軽快なリズムに乗せて歌われる黒島口説は、白の手ぬぐいを前結びにして頭を包み、芭蕉衣にミンサー帯を締め、裸足といった島の娘の着付けで踊られる。
 口説をこのような着付けで踊ることも「黒島口説」の特色だが、何といっても口説囃子を踊り手自身が高らかに囃しながら踊る所に大きな魅力がある。
 黒島口説は、日本でも大変特異な、ユーモラスで楽しい歌であり、踊りである。
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