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2008/9/1


岡田の春まつり Okada-no-haru-matsuri 

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 岡田の春まつりは、愛知県知多市岡田にて毎年4月16日、又は直前の日曜日に行われる祭りである。
 3台の山車が大門前に揃う賑やかな祭りで、山車にはそれぞれ「日車」「雨車」「風車」という名前がついており、「先車」になった年の車の名前と、祭り当日の天候がおおむね合致するといわれている。
 山車では、木偶(でく)と呼ばれる人形の舞も楽しめる。特に、「日車」で行われるからくりの「悪源太平治合戦」は、人形が空中飛びや変身などを行い見ものとなっている。
 祭り前日には三組の子供会による数百個の提灯行列と笛、太鼓の打込み、梶人の伊勢音頭で神明社に参拝する。
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2008/8/29


岩滑 春の山車祭り Yanabe Haru-no-dashi-matsuri 

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 岩滑・春の山車祭り(やなべ・はるのだしまつり)は、愛知県半田市岩滑にて毎年4月中旬の土日に行われている祭りである。
 岩滑では、古くから山車祭りが行われており、天明年間(1781~1788)以前には既に山車の曳き廻しが行われていたといわれ、現在も八幡社の祭礼には義烈組八幡車と西組御福車が曳き出されている。
 祭りの前日の午後、八幡社前に曳き出された2台の山車は、三番叟と神楽をそれぞれ八幡社に奉納してから、秋葉社・山の神社・高山社でも奉納をして、町内を曳き廻される。
 本祭りの日にも同様に、三番叟、神楽の他、巫女の舞い、祝い込みなどが行われ、見るものを楽しませてくれる。
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2008/8/15


やんさんま祭り Yansanma-matsuri Yansanma Festival

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 やんさんま祭りは富山県射水市(いみずし)にある下村加茂神社の春の大祭である。祭礼では走馬(そうめ)の儀、神幸式、牛乗式、獅子舞、流鏑馬などの神事が四時間以上に渡り繰り広げられる。
 この祭では馬と牛が象徴的に登場し、特に牛乗式は全国でもここでしか見られない珍しい神事である。
 走馬の儀では、神の乗りものである馬を駆けさせて神の馬を定め、それを献じて五穀豊穣を祈願する。
 そして牛乗式では赤面の大鼻の形相に扮した若武者が牛に乗って登場し、青竹の大矢で矢を拝殿の屋根に向けて放ち天下太平・五穀成就を願う。牛は農耕の神の化身で、火事を除け疫病を退散させてくれる力があると信じられている。若者たちは力を合わせ、なんとか牛をこの地にとどめようと悪戦苦闘の末、牛を座らせる。
 最後に、武者が馬にまたがり参道を走る流鏑馬が行われて祭が終わる。
 やんさんま祭りは富山県の無形民族文化財に指定されている。
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2008/8/14


福井 お水送り Fkui Omizu-Okuri 

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 福井のお水送りは、福井県小浜市の若狭神宮寺にて行われる神事である。
 若狭神宮寺は天台宗の寺で、本尊は阿弥陀如来。和銅7(714)年、泰澄大師の弟子、沙門滑元が創建したと伝えられる。
 天平勝宝四(752)年、インドの渡来僧・実忠和尚が国家安泰を祈願してお水送りを創始した。お水送りが始まった年は東大寺の大仏造営の翌年であり、大仏造営にあたって大量の水銀などを使用した鉱物汚染を若狭の清らかな水で清浄化したとも推定される。
 毎年3月2日、この鵜の瀬で行われる「お水送り」は、鵜の瀬で大護摩に火を灯し、炎が遠敷川の川面に燃え広がるなか、鵜の瀬の水が奈良へ送られる。若狭地方では「お水送り」が終ると春が来るとされている。
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2008/8/13


桜(サクラ) Sakura 

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 言わずとしれた日本の春の象徴、桜。日本で最も有名な花である。
 「サクラ」の名称の由来は、一般的に「咲く」に複数を意味する「ら」を加えたものとされる。また他説として、春に里にやってくる稲(サ)の神が憑依する座(クラ)だからとされるとも考えられている。
 風流事を称して「花鳥風月」というが、日本の古典において単に「花」と言えば桜のことを指す。桜は、俳句の世界では古くから春の季語として用いられ、江戸時代の俳人・松尾芭蕉は次の句を詠んでいる。
「さまざまの事おもひ出す桜哉」
 開花時期には、大勢の花見客が桜の名所を訪れる。短い開花だからこそ、散る花の艶やかな美しさがきわだつ桜。古来より愛されてきた、日本人の心の原風景である。
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2008/7/11


山水屏風 Senzui-byoubu 

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京都国立博物館に収蔵される山水屏風(さんずいびょうぶ)は、現存する平安時代の屏風絵としては、唯一の品であり、国宝として指定されている。
 平安時代、中国的風俗が描かれた唐絵屏風は、東寺や、醍醐寺などの真言寺院で、頭頂に水を灌ぎ、正統な継承者とする為の灌頂(かんじょう)儀式を受ける際に、調度品として高位の人物の座所に立てられていた。山水屏風の名称は、そうして水を用いる灌頂儀式を行うときに用いる屏風であることからつけられた。
「山水屏風」は、縁取りのある6面の扇から構成され、山、花、木などの春の風景、人物、小鳥、馬などが、生き生きと描かれている。
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2008/6/2


春子稲荷 Haruko-inari 

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 和歌山県和歌山市紀三井寺に位置し、宝亀元(770)年に建立された名刹、紀三井寺。
 西国三十三箇所の第二番札所であり、関西一の早咲き桜が季節になれば咲き乱れる、そんな華やかな境内の一角にひっそりと佇んでいるのが春子稲荷(はるこいなり)である。
 天正十三(1585)年、豊臣秀吉による紀州攻めの際、恋した男の死に直面した春子という娘が白狐に姿をやつし、その身を挺して大将であった羽柴秀長に直訴、紀三井寺を攻撃しないという証文を取り付けて息絶えたという。
 その春子が祀られているのが春子稲荷であり、以来、人々は戦火から救った春子に厄除け、危難除けのご利益を求めて、丁重に祀ってきたのである。
 関西の春は、紀三井寺から。
 春子がいる寺には、関西で一番早くに春がやってくる。
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2008/3/10


雲雀(ヒバリ) Hibari 

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 雲雀(ひばり)はスズメ目ヒバリ科に属する、頭に冠のような羽が特徴的な鳥である。
 上空で飛びながらさえずるため、雲の雀という和名がつけられ、英名はスカイラークという。学名に「畑の歌姫」という意味の名前がつくほど、のびやかな美しい声で長くさえずる特徴を持っており、春を告げる鳥として日本でも親しまれている。
 鶯(うぐいす)のホーホケキョなど、野鳥のさえずりを人の言葉に置き換えて覚えやすくした、「聞き做し(ききなし)」というものがある。ヒバリの聞き做しには「降りよう降りよう降りよう」「日一日日一日、利取る利取る」、「利に利食う、利に利食う、後や流すう」などがあるという。
 草丈の低い草原や牧草地に好んで棲むといわれ、市街地の広い空き地でも、時折姿を見ることができる。
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