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2008/4/7


はんだ山車まつり Handa-dashi-matsuri Handa Dashi (Float) Festival

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 知多半島の付根にある愛知県半田市は、江戸時代から海運で栄え、今も運河と現役の蔵が残る町である。毎年春の3月下旬から5月3日・4日にかけて、市内各地で二百年の伝統を持つ山車祭りが行われるが、それらの山車が5年に1度、10月に一同に集結する勇壮な祭りイベントが「はんだ山車まつり」である。
 第1回はんだ山車まつりが行われたのは、昭和五四(1979)年の5月で、この時初めて、市内10地区31台の山車が勢揃いした。その後、市制50周年を記念した第2回の昭和六二(1987)年以降、5年おきの10月に開催されるようになった。
 「はんだびと」誇りである趣向を凝らし豪奢な彫刻や幕などで装飾された山車が、勇壮な曳き回しの後に一堂に会す様子はまさに圧巻で、見るものを魅了してやまない。
 他にも、民俗芸能披露・市民パレード・物産市など、総合的イベントとしても見応えがある。秋空の元、半田市内が祭りの熱狂に包まれる2日間である。
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2008/2/1


広河原松上げ Hirogawara-matsuage Hirogawara Matsuage Torch Lighting Ritual

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 広河原松上げ(ひろがわらまつあげ)は、盆の精霊祭り、火災予防、五穀豊穣を祈願して、京都市左京区広河原で行われる火祭りである。
 元々は愛宕山を信仰する山伏が行う聖火奉納を、若狭街道沿道の集落にも伝え広めたのが始まりとされる。
 上桂川の河原に立てられた約一二〇〇本の松明に順次点火され、暗闇に火の海が浮かび上がる様は圧巻である。さらに鉦(かね)や太鼓の合図と共に、高さ二〇mほどの灯籠木(とろぎ)と呼ばれる太い檜柱の頂上部に取り付けられた「大笠」めがけて、火のついた手松明を男衆がいっせいに投げ込み始める。「松上げ」というのは松明を上げることに由来している。投げ上げる際に、くるくると回して反動をつけるため、何十もの火の軌道が浮かび上がる様がとても美しい。
 手松明が一つ二つと入り、大笠が炎に包まれた灯籠木は引き倒される。火の粉が夜空に舞うと、祭りは最高潮を迎える。
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2008/1/30


海鼠池 Namako-ike 

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 海鼠池(なまこいけ)は鹿児島県甑島(こしきじま)列島の上甑島にある、甑四湖と呼ばれる小湖沼群のうち最大の池。湖底から海水が湧き出ており淡水が混じり合った汽水湖である。
 その名の通り海の掃除屋であるなまこ、小魚や海藻といった海の生き物が多く生息し、度々池から魚の跳ねる様子がみられる。昔は大量に獲れた魚の畜養池として利用されていた。
 湖表面積0・52平方キロメートル、最大水深約23メートル。
 甑四湖はほかにそれぞれ塩分濃度が異なる、貝池、鍬崎池(くわざきいけ)、須口池があり、生息している生物にも違いがある。
 この一帯は藩政時代、島津光久公が訪れた際に「眺めの浜」と命名した景勝地でもある。紺碧の海を背景として長さ約4キロほどの砂州と甑四湖が光をキラキラと反射させる様子はとても美しい。特に夕日の沈む様子は圧巻だ。
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2007/12/11


菅生の組立舞台 Sugao-no-kumitate-butai 

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 組立舞台とは、固定式の建造物と違って、必要な期間だけ任意の場所に組み立てて使われる、芝居小屋である。
 菅生の組立舞台(すがおのくみぶたい)は、大正時代に作られたとされており、正勝神社(まさかつじんじゃ)祭礼の際に組み立てられる。檜や杉などの丸太や荒縄が、昔のままの形式で使われているという。一時的な組み立て舞台とは思えない、非常に堂々とした立派な舞台である。
 都の有形民俗文化財に指定されており、間口が約一三mと九mの二組が地域住民の努力によってに保存されている。使用する時も住民総出で、荒縄一つで丸太を組み立てる様は圧巻だという。
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2007/10/24


羅臼岳 Rausu-dake Mt. Rausu-dake

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 羅臼岳(らうすだけ)は、北海道の知床半島にある火山群、知床連邦の主峰で標高1660m。日本百名山のひとつである。
 冬に純白の雪をまとい、慄然と立つ姿は圧巻だ。夏でも雪渓が多く残り、雪解けの早い場所から次々に多彩な高山植物が咲き乱れ、山全体が大きなお花畑のようになる。花は7月下旬頃が見ごろだ。
 山頂から望む大パノラマは遥か遠く国後島まで見渡すことができ、絶景と評判だ。登山口は、羅臼町からは羅臼温泉付近から、斜里町からは岩尾別温泉付近にあり、登山道が整備されている。所要時間は前者が4時間30分、後者が約6時間である。
 羅臼岳は、厳しい冬を乗り越える、力強い自然の気高さをたたえる山である。
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2007/10/9


相模原 中野神社 Sagamihara Nakano-jinja Nakano Shrine in Sagamihara

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 相模原の中野神社(さがみはらのなかのじんじゃ)は、神奈川県相模原市津久井町中野にある神社である。祭神は御穂須々美命(みほすすみのみこと)、豊宇気比売命(とようけひめのみこと)、栲幡千々姫命(たくはたちぢひめのみこと)。
 承和二(835)年に創建され、元亀二(1571)年、再建されたと伝えられる。
 本殿は総浮彫、総檜造りの立派なもので、寺には茅輪(ちのわ)と言う輪があって、この茅輪をぐるぐると3回くぐれば厄払いの効果があるとされている。
 中野神社祭礼として、毎年7月の第4土曜日に神事、日曜日に祭事が行われている。300年の伝統がある祭りの際には、神輿が担がれ、6台の山車の囃子の競り合いはまさに圧巻の迫力がある。
 相模原の中野神社は、地元で篤く崇敬されている神社である。
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2007/10/3


梯子滝 Hashigo-daki 

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 梯子滝(はしごだき)は、北海道岩内郡岩内町にある名瀑。
 以前は岩内町市街から島牧方面へ進み、敷島内の集落を越えたところにある樺杣内覆道と鵜の岩トンネルの間のわずかな場所を流れていたが、現在はこれを迂回する新トンネルの上を流れている。
 このトンネルは、長さが4km近くあり、出口は雷電温泉手前になるため、現在は海上で船から見ることしかできない「幻の滝」である。
 高い崖から三段になって水流が流れ落ちる様は圧巻。冬には水が大きく氷結し、見事な氷瀑を見ることができる。厳しい海風が吹き付ける北海道ならではの風景である。
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2007/9/10


開聞岳 Kaimon-dake Mt. Kaimondake

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 開聞岳は、鹿児島県の南端にある指宿市に位置する、標高924mの山である。日本百名山の一つに選ばれている。その見事な円錐形から、別名薩摩富士とも言う。
 貞観一六(874)年と仁和元(885)年に大噴火した。この時、山頂に溶岩円頂丘が噴出し、現在、目にしている二段式の山容となった。
 らせん状の登山道が整備され、山頂には枚聞神社奥宮御岳神社があり、山自体が御神体とされる。
 頂上からの眺望は圧巻で、北の霧島、南の屋久島と、鹿児島の観光名所を見渡すことができる。
 裾野では春は菜の花が咲き、秋はハゼが紅葉する。全山、照葉樹林で新緑の頃も綺麗である。
2合目には亜熱帯の自然公園「開聞山麓自然公園」があり、近くには温泉地も存在する。
 開聞岳は、美しい自然と山容を誇る雄山である。
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