NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/11/14


木蓮 Mokuren 

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 「木蓮(もくれん)」は、モクレン目・モクレン科・モクレン属の落葉する5〜6m程度の低木で、花が紫色という事から紫木蓮(しもくれん)とも呼ばれる。
 元々は花の姿が蘭(らん)に似ている事から原産地の中国南西部で「木蘭」と呼ばれていて、日本に伝わった頃は音読みで「モクラン」と呼んでいた。しかし、蘭の花よりも蓮(はす)の花により似ている事から、江戸時代の頃に木蓮と変わっていった。中国で木蓮は、「辛夷(こぶし)」の事を意味する。
 庭木や公園の樹木として中国や日本だけでなく、ヨーロッパ諸国や北米でもマグノリアとして広く栽培されていて、街中でもよく見る事が出来る花木である。
 開花時期は4月頃で、別種で白い花を咲かせるハクモクレン、交雑種でピンク色の花を咲かせるサラサモクレン、そして紫色のモクレンの順で花が咲いていく。
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2007/10/26


尻別川 Shiribetsu-gawa The Shiribetsu River

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尻別川(しりべつがわ)は、フレ岳を源とし、羊蹄山麓を経て蘭越町から日本海へ注ぐ北海道の一級河川。長さ126km、流域面積1640平方km。平成十一年から十四年まで、国土交通省が清流日本一に認定した清らかで澄んだ水流を誇る。
 清澄で豊富な水は、多様な生物の生育環境を育み、農耕地を耕し、狭窄部の激流は、発電用水として利用され、周辺の町の人々の生活を支えてきた。尻別川流域は北海道有数の農業地帯であり、馬鈴薯、アスパラ、ユキヒカリ(米)などの名産地として知られる。
 一方、尻別川では様々なウォータースポーツが盛んであり、春の時期は激しいラフティングが楽しめる。日本有数のラフティングスポットとして雑誌に特集が組まれるほどである。
 尻別川は、北海道の自然の恵み、かけがえのない財産なのである。
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2007/6/26


コックリ湖 Kokkuri-ko Lake Kokkuri

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 何とも奇妙な名前のこの湖は、北海道は積丹半島の南、蘭越(らんこし)町ニセコエリアにある湖沼群中最西端に位置する最大の湖。
 気になる名前の由来だが、蘭越町史によると、明治二七年に発見者の吉崎由太郎氏が付けたとされている。当時、秘境とも言えたこの地は狐・狸など野生動物のすみかで、狐狗狸(こくり)を占いの「こっくりさん」の語呂とあわせて「こっくり」と読ませ、狐狗狸湖とし、それがいつの間にかカタカナ化した、とされている。
 樹齢200年を越えるダケカンバなどの原生林に周囲を囲まれたコックリ湖は、まさに秘境のたたずまいを見せる。標高は550メートル程で、湖にはフナやコイなどの他に、エゾサンショウオが多数生息している。
 風のない波静かな日には、対岸の景色が逆さに映り込んで美しい、神秘的な湖である。
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2007/1/12


樫原湿原 Kashibaru-Shitsugen Kashibaru Marsh

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 一面に続く緑の穂、その真ん中に設えられた遊歩道。佐賀県背振山地には、「九州の尾瀬」とも評される雄大な景色を持つ湿原がある。
 この樫原湿原は、8ヘクタールもの面積を持ち、北九州において最大級の湿原である。花崗岩を主として構成される丘陵地の中にあり、盆地であることから、微粒子の土壌が流入し粘土層を形成していったと考えられている。
 ミツガシワ、トキソウ、サギソウといった貴重な湿原植物、約60種が確認されている。それぞれが季節ごとに咲き乱れ、いつ訪れてもその様子を楽しめる。また、日本で最も小さなトンボとして知られるハッチョウトンボも観察できる場所でもある。
 1976年には、佐賀県自然環境保全地域に指定され、九州有数の湿原植物、湿原昆虫の宝庫として手厚く保護されている。
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