NIPPON Kichi - 日本吉

2007/6/1

護国山 東光寺 Gokokusan-toukou-ji Gokokuzan Tokoji Temple

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 東光寺は山号を護国山といい、毛利家3代藩主毛利吉就が、萩出身の名僧慧極を開山として、元禄四(1691)年に創建した。黄檗宗の寺院で、大照院とともに毛利家の菩提寺となっている。
 二階建二重門の三門は、別名を解脱門ともいい、文化九(1812) 年に10代藩主斉煕が寄進した。屋根は入母屋造り本瓦葺きで、中央には避雷のための露盤付き宝珠が置かれている。釘をいっさい使わない、組み込み式の欅の素木造りである。門の二階には毘盧遮那仏、十八羅漢などが安置されている。全体の構造は、ほぼ純粋な唐様であり、江戸時代後期の地方寺院の三門の特徴を伝えている。
 寺の建物は、黄檗伽藍様式で伽藍の配置は龍の形を現している。
 また殉難十一烈士墓、維新志士慰霊墓八基など幕末遺臣の慰霊碑の他に寺宝類も多く、長州藩御用絵師の雲谷派の絵画や県指定有形文化財の木額、柱聯、傍牌などがある。
 大照院と同時に行われる万灯会には、その幻想的な世界を楽しみに、毎年たくさんの人々が訪れている。

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住所
758-0011 山口県萩市椿東1647
名前
護国山 東光寺
HP
http://www31.ocn.ne.jp/~koufukuji/




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