NIPPON Kichi - 日本吉

記事数8件: 1~8 件表示          

2008/5/9


東大寺 戒壇院 Toudai-ji kaidanin 

Jp

 東大寺(とうだいじ)は、奈良県奈良市雑司町にある華厳宗大本山の寺院である。本尊は盧舎那仏(るしゃなぶつ)。南都七大寺1番で、全国の国分寺の本山にあたる総国分寺とされる。
 8世紀前半に聖武天皇が建立した寺で、本尊・盧舎那仏は奈良の大仏として良く知られている。
 戒壇院(かいだんいん)は、出家者が受戒するための施設である。天平勝宝七(755)年に鑑真和上を招いて、三つの戒壇院が創建された。三大戒壇はここ奈良の東大寺、下野(栃木県)の薬師寺、筑紫(福岡県)の観世音寺にあり、正式の僧侶になるためにはいずれかで「戒」をうけなければならなかった。
 現在の建物は享保一八(1733)年の再建で、内部には中央に宝塔があり、その周囲を国宝の四天王像が守っている。
 東大寺の戒壇院は、素晴らしい宝物が多く納められている歴史ある建築物である。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/11/1


智満寺 Chimanji Chimanji Temple

Jp En

 智満寺は、静岡県榛原郡川根本町にある曹洞宗の寺である。本尊は、八相釈迦牟尼如来、宝冠釈迦牟尼如来、千手観世音菩薩、厄除延命地蔵菩薩とされる。
 寺伝によると、創建は奈良時代で、鑑真の法孫にあたる広智という高僧が草庵を結んだのが始まりとされている。
 一説には、島田市の智満寺の末寺として奥大井に天台教学の拠点として開かれたとの口伝がある。
 延徳3(1491)年、駿河国・洞慶院より回夫慶文禅師を迎え、曹洞宗に改宗開山された。
 平安時代中期以降は、修験道の霊場である山岳寺院として栄え、戦国以後は今川・徳川氏に厚く信仰された。
 智満寺境内の十本杉は樹齢800〜1200年の古樹であり、国指定天然記念物となっている。
 智満寺は、澄んだ空気と絶景の地に建つ古刹である。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/9/19


秋目浦 Akime-ura 

Jp

 秋目浦(あきめうら)は、鹿児島県南さつま市坊津町秋目にある景勝地である。
 正面岬と呼ばれる岩山が北方より海上に突き出しており、その付け根に向かって南よりえぐり込む様に湾を形成する、こぢんまりとした入江である。
 天平勝宝五(753)年、唐の高僧・鑑真和上が、盲人となりながらも6度目の挑戦でやっと日国への上陸を果たした地として知られる。
 近隣の秋目浦を見下ろす斜面には、鑑真記念館と上陸記念碑が建っている。
 鑑真記念館では、当時の様子を伝える「東征伝絵巻」の代表的場面の電照パネルや、秋目上陸を再現したスライドやジオラマ模型、中国で作製された鑑真大和上座像の複製などが展示されている。
 秋目浦は、箱庭のような美しい景観を誇るリアス式海岸である。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/8/22


大滝山福生寺 三重塔 Ootaki-san-fukushou-ji Sanjuu-no-tou 

Jp

 かつてこの場所に大滝山福生寺(おおたきさんふくしょうじ)という古い寺があった。創建は奈良時代で、鑑真和尚の開基と伝えられる。備前四八箇寺の一つでもある。
 南北朝時代には足利氏が再興し、全盛期には三三の僧房があったという。現在、福生寺という寺の存在はなく、福寿院、西法院、実相院という三寺が残されている。しかし、三重塔や仁王門など、往時をしのぶものもある。
 三重塔は、嘉吉元(1441)年に六代将軍・足利義教の再建といわれる。屋根は方形造の本瓦葺で、国指定重要文化財となっている。高さは約20メートルで、三重塔としては低い方であるが、室町時代の様式を備えた風格のある塔である。
 回りの僧房がすべて山野に戻ってしまい、三重塔だけが今も山の尾根に残されている。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/2/14


橋本院 Hashimoto-in Hashimoto Temple

Jp En

 橋本院は奈良県、金剛山東側に広がる高天に位置する高野山真言宗の寺院である。
 正式名を「宝宥山高天寺橋本院」、開基は行基和尚で、元正天皇の勅により建立された。南北朝時代、焼き討ちにあい現在の場所に移築、傍らの池に橋が掛かっていた事から「橋本院」の名が付けられたとされる。
 金剛山の転法輪寺七坊の一つであり、唐の僧、鑑真和尚も住職を務めた名刹である。
 本尊の十一面観世音菩薩立像は5・4メートルの巨像で金箔貼りの長谷式観音。毎月21日と春、秋の彼岸法要の際にのみ参拝が可能。
 室町時代作の木彫りの涅槃像は大変珍しく、現在は奈良国立博物館に所蔵されている。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/1/31


大安寺 Daian-ji Daianji Temple

Jp En

 奈良県にある高野山真言宗の寺院、南都七大寺(なんとしちだいじ)の一つ。
 聖徳太子が奈良に建てた熊凝精舎(くまごりしょうじゃ)が始まりとされる。その後、飛鳥時代に「百済大寺」「高市大寺」「大官大寺」と移転と改称を続け、平城京遷都に伴い現在の場所に定まる。
 奈良時代に隆盛を誇り、鑑真を日本に案内した栄叡、最澄の師行表、空海の師勤操など、仏教史上重要な人物が多く勤めた。
 現在、奈良時代の作である本尊、木造十一面観音立像、木造千手観音立像、木造不空羂索観音立像など九体の天平仏が安置されており、いずれも重要文化財に指定されている。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します




唐招提寺(世界遺産) Toshodai-ji Toshodaiji Temple

Jp En

 奈良県にある律宗の総本山。開基は唐僧、鑑真。
 鑑真は聖武天皇からの招請を受け、五度の渡航の失敗、失明などの苦労を超え、十二年をかけてついに来日を果たした。
 東大寺で五年をすごした後、天平宝字三(759)年に新田部親王(にいたべのしんのう)の旧宅地を授けられ、戒律を学ぶ為の道場として唐招提寺を建立した。
 日本最古の肖像彫刻である国宝、御影堂の鑑真和上像には往時の姿が刻まれている。
 境内には天平金堂の唯一の遺構である金堂や、平城宮の遺構である講堂などの貴重な仏教建築物が立ち並ぶ。1989年には「古都奈良の文化財」の一つとして世界遺産に登録されている。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2006/12/20


鞍馬寺 Kurama-dera Kurama Temple

Jp En

 鞍馬寺は、京都市左京区の鞍馬山にある寺院。宗派ははじめ真言宗、次いで天台宗に属したが、1947年に住職の信楽香雲が鞍馬弘教を開宗。1949年以降独立して鞍馬弘教総本山となった。
 宝亀元年(770年)、鑑真の高弟鑑禎が毘沙門天を安置したのが始まりで、796年、神よりお告げを受けた藤原伊勢人が千手観音を安置したという。
 本尊は「尊天」と称され、毘沙門天王、千手観世音菩薩、護法魔王尊の三身一体からなる。
 昔から山伏による密教が盛んで、山の精霊とされる天狗が住み、天狗にとって最高位の山の一つとされる。また、牛若丸(源義経)が修行をした地として有名で、大佛次郎の「鞍馬天狗」でも知られる。
 国宝の、木造毘沙門天立像、木造吉祥天立像、木造善膩師童子立像、鞍馬寺経塚遺物一括を所有。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



記事数8件: 1~8 件表示          
NIPPON Kichi - 日本吉 - 日本語に切り替える NIPPON Kichi - 日本吉 - to english

モノ・コト・ミル・ヒトで綴る
日本の美意識。

現在の記事 5444
カテゴリーズ
都道府県
キーワードシャッフル
お気に入り
キーワード検索
閲覧履歴



Linkclub NewsLetter