NIPPON Kichi - 日本吉

記事数10件: 1~8 件表示     >>     >|  

2008/1/22


鷽(ウソ) Uso Uso (Eurasian Bullfinch)

Jp En

 鷽(ウソ)とは、雀くらいの大きさで、短い口ばし、オスの頬が薄紅色なのが特徴である。
 口笛を吹くときの口の形を表した「うそぶく」から、名前がついたとされる。
 鷽は、短くて太い口ばしを使い、木の葉や木の実などのほか、昆虫やクモなどを食べる。特にサクラやウメなどのつぼみが膨らむ頃、果樹の花芽を好んで食べるようになる。
 果樹の花芽を食べることによって、多すぎるつぼみを適度に摘んで間引きの役目を果たし、実を大きくするための益鳥として果樹農家に大切にされていた。
 しかし近年では、鷽に食べられた果樹には花が咲かず、収穫に大きな被害を与えるとして、有害鳥獣としての対象になるときがある。
 九州の福岡にある梅で有名な太宰府天満宮では、鷽を大切にしており、参拝者が木彫りのウソを交換し、交換したウソの中にある金色のウソを見事手にした人は幸福が訪れるという「ウソ替え」という行事が現在でもおこなわれている。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/12/14


菅原神社(藤川天神) 臥龍梅 Sugawara-tenjin(Fujikawa-tenjin) Garyuu-bai 

Jp

 菅原道真は、中流公家の出身から右大臣にまで出世したエリートだったが、左大臣・藤原時平の策略で左遷、二年後の延喜三(903)年に大宰府の地にて無念のまま没したとされている。
 しかし、鹿児島県薩摩郡東郷町には、道真が大宰府にて病死を装いこの地に下って余生を送った、という伝説が残されている。
 菅原天神は菅原道真を祀っており、境内には約一五〇本の梅の木が植えられている。その中で、地に横たわった幹から空に向かって垂直に細い枝が伸び、淡紅色の八重の花を咲かせる七〇本ほどの臥龍梅(がりゅうばい)がある。臥竜とは夜明け前の寝ている龍、まだ天にのぼれず地に潜み、隠れている龍を指す。
 調査により、一本から発生し地に着いた枝から根を下ろして新株となり、今の形となっていることが分かった。伝説でも同じく道真が植えた一株が繁殖し次々に成長したもの、と伝えられている。
 樹齢は約千年、根回りは最大約1・8メートル。国指定天然記念物となっている。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/7/10


夕張神社 Yuubari-jinja 

Jp

 夕張神社(ゆうばりじんじゃ)は、北海道炭鉱鉄道株式会社の設立時に、夕張炭山や鉄道敷設の安泰を祈願する神社として明治二二(1889)年11月18日、社光地区に神殿を築造したのが発祥といわれている。
 出雲大社縁りの社格の高い神社として知られており、社宝として社名額の東郷平八郎・直筆の書や、石川県輪島より寄贈された欅の朱塗りの大皿などがある。また、現在地に移転した当時は「登川神社」という社号であったため、その時の額「登川神社木彫掲」も保管されている。
 昭和四六(1971)年には太宰府天満宮から御神霊の奉斉が許され、学問の神様である菅原道真も祀られている。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/5/24


防府天満宮 Houfu-tenmanguu 

Jp

 防府天満宮(ほうふてんまんぐう)は山口県防府市にある、菅原道真を学問の神様として祀る天満宮である。
 菅原道真がなくなった翌年の延喜二(904)年、日本で最初の天満宮として創建された。
 京都の北野天満宮、福岡の太宰府天満宮と並んで「日本三天神」に数えられている。
 境内は五〇種類、一一〇〇本もの紅梅白梅が植えられ、毎年見事な花をつけ、花見客でにぎわう。
 二月には牛替神事(うしかえしんじ)、八月は御誕辰祭(ごたんしんさい)、十月は花神子社参式(はなみこしゃさんしき)、一一月は御神幸祭(ごじんこうさい)など、一年中、お祭りで賑わい、人が絶えることのない天満宮である。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/4/20


大生郷天満宮 Oonogoutenmanguu 

Jp

 大生郷天満宮(おおのごうてんまんぐう)は、茨城県常総市大生郷町にある菅原道真を祀る神社である。
 延長七(929)年、菅原道真の第三子、景行が父、道真を祀ったのが創建と伝わっている。
 延喜三(903)年に道真が大宰府に没した後、景行は父の遺言を奉じて諸国を遍歴した後、この地に遺骨を祀った。
 御廟天神ともいわれ、太宰府天満宮、北野天満宮と並び、菅原道真を祀る日本三大天神のひとつとされる。
 神徳は学問・書道・道徳・人生教訓・子育てなどだが、一番有名なのは受験の神としてである。
 毎年1月25日の初天神祭には、合格祈願の参拝客達で大変なにぎわいを見せる。また、近くには景行を祀る三郎天神社もある。
 大生郷天満宮は、学問・受験の神として厚く尊崇されている。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/4/3


越生梅林 Ogose-bairin 

Jp

 関東三大梅林の一つ。2ヘクタールある園内には、白梅・紅梅のほか、越生野梅などの古木200本をはじめ、約1000本の木があり、梅林周辺を含めると2万本の梅が咲きほこる、中には樹齢400年を超す古木もある。
 梅園神社に太宰府天満宮を分祀した際、菅原道真公にちなんで梅を植えたことが起源とされている。
 「越生梅林梅まつり」期間中は、紅白の梅花が見頃を迎え、芳しい香りとともに、咲き誇る梅花で訪れる人々を楽しませている。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/3/16


曽根天満宮 Sone-tenmanguu Sone Tenmangu Shrine

Jp En

 学問の神様、菅原道真公を祀る神社として知られる曽根天満宮。兵庫県の高砂市に所在する。
 伝説によると、平安時代の延喜元(901)年、道真が九州大宰府に流される途中、日笠山で休息していた折に「我に罪なくば栄えよ」と、無実の罪を悲しんで足元の小松を自ら手植えたのが、後の「曽根の松」といわれている。その後、道真の息子、淳茂がこの松のそばに父を祀ったのが曽根天満宮のはじまり。現在の曽根の松は、六代目となっている。
 10月13・14日の秋祭りには一ツ物神事やお面掛け、大竹を割り砕く竹割り、色鮮やかな15台のふとん屋台の練り合わせなどが行われ、多くの観光客を魅了している。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/2/21


うそ替え Uso-gae Uso-gae

Jp En

 うそ替えは、福岡県太宰府市宰府の太宰府天満宮で、毎年1月7日に行われる神事である。
 うそ替えというのは、鳥の鷽(うそ)に、嘘を掛けたもので、参加する人は各自小さな木うそ(木の鷽)を持ち寄る。
 うそ替えは、境内広場にて木うそを手にした人々が注連縄で囲った斎場で「替えましょう、替えましょう」と言いながら、木うそを互いに取り替える行事である。
 そうする事で、一年間に知らずについた嘘やどうしてもつかなければならなかった嘘を清算し、神前で天神(菅原道真)の誠心に変えて幸運を貰い、新しい気持ちでその年を過ごす事が出来ると言われている。
 貰った木うそは、神棚や床の間などにお祀りして、その年の幸運を天神から頂くという。
 うそ替えは、いわば日本流の懺悔とも言うべき、神事である。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



記事数10件: 1~8 件表示     >>     >|  
NIPPON Kichi - 日本吉 - 日本語に切り替える NIPPON Kichi - 日本吉 - to english

モノ・コト・ミル・ヒトで綴る
日本の美意識。

現在の記事 5444
カテゴリーズ
都道府県
キーワードシャッフル
お気に入り
キーワード検索
閲覧履歴



Linkclub NewsLetter