NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/5/12


半天 Hanten 

Jp

 「半天(はんてん)」は、「半纏・袢天」とも表記する。袖の長さが通常の羽織と比べて半分しかないため、その名がついたといわれている。
 種類も豊富で、「綿入れ半天」「祭り半天」の他、江戸時代に町火消しが羽織っていた粋な半天などもある。
 日常的に使われる半天は、羽織って着る綿入れの仕事着・防寒着で、丈の短い上着で胸ひもをつけず、襟を折り返さないで着る。江戸後期から庶民の日常着となり、一部の地域では「どてら」と呼ばれている。
 首から背中にかけて温かいので、現在ではお風呂上りの湯冷め防止などにも重宝されている。また、袖がないヤッコ半天と呼ばれるものは暖かさと羽織の軽さを兼ね備え、家事や机に向かう際など袖がじゃまにならない。
 町火消しが羽織っていた半天は、腰に白筋を入れて区を表し、襟に組名・役職を記していた。さらに肩の赤筋で指導者の階級を示したり、襟の文字で中級幹部まで識別していたという。
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2007/1/31


袴 Hakama Hakama

Jp En

 袴は和装で着物を着た上から着け、腰から下をおおうゆったりした衣服のこと。腰につけた紐で結びとめる。
 江戸時代までは主に男性の着物だったが、明治時代から女学生の制服としても用いられた。
 礼服として使われることが多いが着付けは容易。武士の日常着でもあり、活動的な行動にも適している。
 主な種類としてズボン状の形をした馬乗り袴(うまのりばかま)、スカート状の形の行灯袴(あんどんばかま)、ズボン状で足首部分が細い野袴、裁付袴(たっつけばかま)などがある。
 現在でも冠婚葬祭の場や、剣道、弓道などの武道で用いられる。
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2007/1/12


与那国織 Yonaginiori Yonaguni-Ori Textiles

Jp En

 与那国織は、日本の最西端にある国境の島、沖縄の与那国島で生まれた、素朴でシンプルな味わいを感じさせる織物である。
 与那国の織物の歴史は古く、おおよそ500年前の16世紀前半には既に貢ぎ物として納められていたであろうと考えられている。
 与那国織は、紋織物の板花織シダティや、優美さを秘めた与那国花織、人々の日常着として今に伝わる平織物のドゥタティ、うね織物のカガンヌブー等、風土と人々の真心によって染め織り上げられた、手作りの逸品である。
 1987年、通産大臣指定伝統工芸品に指定される。
 時の流れと共に色々な技法を取り入れ、伝えられて発展してきた与那国織は、重い伝統と歴史の中に、どこか優しさの感じられる織物である。
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