NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/1/8


彩絵檜扇 Saiehiougi Saie-Hiogi Fans

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 彩絵檜扇(さいえひおうぎ)は、平安時代に誕生した美術品。檜の薄板で作られた扇で、豪華絢爛な彩色が美しい。
 主に宮中においての儀式に際し、公家の男女が正装する際に装身具のひとつとして用いられた。位により板の枚数が異なる。現在は熱田神社に1握、厳島神社に5握、熊野の阿須賀神社に1握を残すのみとなっている。
 糸巻の檜の薄板の表裏に、胡粉(ごふん)の下地を施し、雲母(きら)を塗る。上に金銀箔、野毛砂子(のげすなご)を贅沢に散らし、濃厚な岩絵具を使って絵柄を施す。花鳥風月や公達(きんだち)、女房などの人物をモチーフに軽妙な筆致で彩色、絵巻物のような実に華やかな趣をかもし出している。
 彩絵檜扇は国の国宝および重要文化財に指定されている。
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2007/9/11


桐塑人形 Touso-ningyou 

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 桐塑人形(とうそにんぎょう)は、材料に桐塑を用いて製作された人形である。
 桐の木粉と生麸糊(しょうふのり)を練り上げてできる、弾性のある粘土状の素材を桐塑と呼ぶ。
 その原点は奈良時代の乾漆にあるとされ、粘土状の素材であることから自由な肉付けによる造形が可能で、乾燥すると大変硬くなるため、木材同様に彫刻を施すこともできるという特色を持つ。
 また、作りたい形にくりぬいたところに桐塑を詰め込み、同じような形のものをたくさん作る製作方法にも適していたため、江戸時代においては雛人形などの頭部や、手足を作った練り物の技法としても現在に受け継がれている。
 仕上げには胡粉仕上げや和紙貼、布貼、彩色などの各種の精緻な技法が駆使される。
 顔や手足の部分は特に念入りに作業が行われ、上塗り胡粉を塗り重ねた上で、目や眉、唇や毛髪を書いて仕上げる。
 そうして仕上げられる人形達の表現はとても豊かなものであり、現在では創作人形の重要な一分野を占めている。
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2007/9/6


神明社 拝殿 Shinmei-sha Haiden Shinmeisha Shrine

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 神明社(しんめいしゃ)は、宮城県遠田郡涌谷町涌谷日向にある神社である。祭神は、天照皇大神、天御中主神。
 社の勧請年月は不明だが、もとは亘理郡小堤村に鎮座して、倉稲魂神を奉祀していた。
 天正一九(1591)年、邑主亘理元宗が涌谷に移封の際、奈良時代の旧跡にして塩釜神社の霊地と伝えられる今の地に奉遷した。
 拝殿(はいでん)は、元禄一一(1698)年の建築であり、桁行3間・梁間2間の素木造で、屋根は入母屋造銅板葺となっている。
 正面に1間分の向拝を付け、3方に高欄付きの縁を巡らす。彫刻類は胡粉彩色を施しており、妻飾りには虹梁、大瓶束を用い、三つ花懸魚・蕪懸魚を下げている。
 神明社の拝殿は、遺構の少ない元禄期の建物として、貴重な史料と言える建築物である。
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2007/8/30


赤坂人形 Akasaka-ningyou Akasaka Dolls

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 赤坂人形は、福岡県筑後市赤坂にて作られる土人形である。福岡県特産民芸品に指定されている。
 赤坂土人形の歴史については、どの文献にも何も伝えられておらず、いつからこの地で作られたかは不明である。
 おそらくは徳川中期の頃、有馬藩の御用窯として発達した際、その余技として製作されたものであろうといわれている。
 「てってぽっぽ」(不器用な人という意味)として当時の子供達に親しまれた鳩笛が一番有名で、そのほか福神、天神、猿など、十数種の土型がある。
 粗い素焼きに胡粉(貝殻を焼いて作った白色の顔料)をかけ、彩色しただけの土人形で、素朴な童心にあふれている。
 赤坂人形は、飾り気のない単純な純真さを持つ、筑後を代表する懐かしい民芸品である。
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2007/4/27