NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/10/23


源空寺 Genkuu-ji 

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 源空寺(げんくうじ)は、東京都台東区東上野にある浄土宗の寺である。本尊は、円光大師、阿弥陀如来。
 天正一八(1590)年、道阿霊門上人が湯島に草庵を結び、上人の徳を慕って多くの信者が集まったのが起源とされる。
 慶長九(1604)年、徳川家康によって湯島に寺領を賜わり、堂宇を寄進し、開基された。
 明暦の大火で焼失し、浅草へと移転して諸堂が再建されたが、その後も何度も焼失している。しかし、深い信仰により随時再興され、今日に至っている。
 江戸初期の町奴・幡随院長兵衛(ばんずいんちょうべえ)、天文学者高橋至時、その弟子で日本初の実測地図を作った伊能忠敬、西洋の画風を取り入れた江戸末期の文人・画家谷文晁など、江戸時代に活躍した人々の墓が多くある。
 源空寺は、江戸時代の文学・科学の空気を伝える古寺である。
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2007/10/2


行基 Gyouki Gyoki

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 行基(ぎょうき)は奈良時代の僧。古代民間仏教のカリスマで、その偉業により行基菩薩と尊称された。
 天智天皇七(668)年、河内国(現・大阪府)に誕生。法興寺の道昭を師として、一五歳で出家。仏教教理の他に、土木技術を学んだ。
 「教団は王権から独立すべきである」という三階教の教えを根本思想に、伝道と社会事業を融合させ、民衆を煽動した。畿内を中心に諸国を巡り、造寺、墾田開発、橋梁架設などを押し進めた。
 驚異的な指導力が朝廷に危惧され、僧尼令違反で禁圧されたが、大仏造営の勧進役を買って出ると、逆に朝廷より大僧正位を授けられた。
 大仏造営中の天平二一(749)年、奈良・菅原寺で八一歳で入滅。『日本霊異記』『本朝法華験記』『日本往生極楽記』に数々の伝説が残る。行基の軌跡を記した「行基図」が、日本地図の原型という説もある。
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2007/7/5


激流の滝 Gekiryuu-no-taki 

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 激流の滝(げきりゅうのたき)は、北海道・美深町にある滝。ニウプ川の7線沢川という支流に位置する。
 美深町より道道美深雄武線を東に12km、看板から林道に入り約1km歩いたところにある。切り立った岩の間を、清流が白く泡立ちながら流れ落ちていく様は豪快そのものだ。「滝」というよりは、川の両岸が岩で細くなっている所を勢いよく流れる「激流」といったほうがふさわしい景観である。
 標高約797mの所にあり、日本で最北端の高層湿原で、動植物の楽園となっている。数百年前から植生するアカエゾマツやハイマツが群生し、夏から秋にかけて、ワタスゲやタチギボウシなどの花が咲き乱れる。駐車場のすぐ近くに天竜沼を一周する散策路が設けられていて、運が良ければキタキツネが見られることも。
 激流の滝は、地図にも載っていない、知る人ぞ知る自然の宝庫である。
 
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2007/6/27


白地山 Shiroji-yama 

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 白地山(しろじやま)は、秋田県鹿角郡小坂町~青森県にあり、十和田湖の西に位置する標高1034mの山である。東北百名山の一つに数えられる。
 十和田カルデラの外輪山の一つで、白地山から見る十和田湖はまさに絶景である。
 山頂近くに広がる白地山湿原は、木道とロープで保護されており、開花時期にのんびり木道を歩いてゆくと、色とりどりの多くの高山植物を観察する事が出来る。
 頂上には、地図を作るための三角測量をする時に用いられる一等三角点補点があり、ベンチも設備され、四方に望む山々を見渡しながらの昼食は、体の疲れを癒す事ができる。頂上からの展望も、八甲田の連山、岩木山、白神山地、森吉山、八幡平~岩手山など360度のパノラマが続く眺めの良い山である。
 白地山は、早朝に登ると特に素晴らしい展望を堪能出来る、眺望の美しい山である。
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2007/5/11


ウィンドウディスプレイプロジェクト「dunhill Scope」 Uindou-dispurei-purojekuto「danhiru sukopu」 Window Display Project at Dunhill Scope

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 2006年から1年間かけて表参道ブティックにて行われた「dunhill Scope」。
 ディレクター尾谷憲一氏がコンセプトを制作。優れた職人技術を建築家やデザイナーに紹介している株式会社t・c・k・w(代表 立川裕大)がマネジメントを手がけた。
 左は折り紙にインスピレーションを受けた桜のオブジェを用い、「花見」をテーマに作られた。
 美しい花々とかわいらしい自転車が、繊細ながらも独特なビジュアルを作り出している。
 右上の「世界を縫う」と題して作られたこの作品は、伝統やコンセプトを掲げ活動するダンヒルの世界各地での拠点を表現したもの。
 様々な素材で作られた世界地図の上を、無数のラインが結ぶ。
 鮮やかな色彩と素材が、まさに世界各地を表現し、美しい中にも強い印象を残す作品である。
 
■プロデュース・デザイン
 尾谷憲一
■プロモーション
 ubushina 立川裕大
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2007/2/28


弘道館 Koudou-kan 

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 江戸時代後期に日本の常陸国水戸藩に作られた藩校。
 天保12(1841)年、烈公(徳川斉昭)により、水戸城三の丸に開かれた。敷地の総面積は約2万平方メートル。正庁を中心に右に文館、左に武館を配し、天文・数学・地図等の館と、養牛場・薬草園を持つ医学館などが立ち並び、総合大学の偉容を示していた。
 現在は、茨城県営の都市公園の1つである弘道館公園(こうどうかんこうえん)となっている。国の特別史跡に指定されており、正庁・至善堂・正門は国の重要文化財に指定されている。
 敷地西側の大半は武術調練場と馬場で、中央の広場の梅林の中に鹿島神社と孔子廟が祀られ、早春には構内外で美しい梅の花が見られる。
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