NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/4/22


加賀 水引細工 Kaga Mizuhiki-zaiku 

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 加賀 水引細工(かがみずひきさいく)は石川県に伝わる伝統工芸である。
 古来、日本では品物を贈る時に、相手を敬う気持ちの表れとして品物を紐で縛り手渡す習慣があった。当初、この紐は、麻などを水に浸し皮をはいで紐状にしていたため水引といわれるようになったという。
 その後水引は和紙を細かく切り、こより状にしたものを海草や白土で練り混ぜて糊で固めたものが使われ始めた。
 特に加賀藩は華やかさを好む気風が高かったため、実用的な水引よりも、多彩な色合いを持つ装飾品としての水引細工が発展していった。その後、金箔や銀箔を多用し松竹梅や鶴、亀、鳳凰、海老など芸術品ともいえる巧みさで編み上げる技術にまで達するようになった。
 現在でも加賀水引細工は石川県の伝統工芸として全国的に有名である。
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2007/9/4


河内祭・御船祭 Kouchi-matsuri Mifune-matsuri Kouchi Festival

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 本州最南端の町である和歌山串本町古座で毎年7月24、25日に「河内祭(こうちまつり)」が行われる。「御船祭(みふねまつり)」とも言われ、国の重要無形民俗文化財に指定された古座川を舞台にした水上の祭りだ。
 古く源平の戦いに源氏方として出陣した熊野水軍の勇士達の戦勝を、「河内神社」で祝ったのが始まりとされ、その凱旋の姿を伝えるものだと云われている。
 色鮮やかな陣幕や水引き、槍、矛、提灯などで飾った御舟3隻が、「古座神社」で入舟式を行い、河口から御神体である河内大明神の祀られている清暑島(せいしょとう)にゆっくりと2日かけて遡っていく。その為、参拝や奉納は本祭の25日に行われる。
 町では獅子が舞い、中学生らが櫂伝馬競漕を勇壮に繰り広げている。
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2007/5/24


姥神大神宮渡御祭 Ubagami-daijinguu-togyosai 

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江戸時代、ニシンの豊漁で栄えた北海道江差町。「姥神大神宮渡御祭(うばがみだいじんぐうとぎょさい)」は、神様に海の幸の豊かさを感謝するために始まった祭りである。350年余りの歴史があり、毎年8月9、10日に行われる。北海道最古の祭りとされている。
 祭りは、4基の神輿に13基の山車がお供する形で進められる。山車のうち、神功山人形と山車の松寶丸は江戸中期のもので、北海道指定文化財にもなっている。山車の車台は朱と黒の漆塗りで、飾り金具がびっしりと打たれ、水引も豪華絢爛だ。
 昼間は、山車から伸びた引き綱を子どもたちが「ヨーイヤー」と拍子木に合わせてのんびり引く。夜は若衆が中心となり、山車はライトアップされ、格調高い囃子と威勢のよい掛け声を響かせ、それは美しい祭りとなる。観光客の熱気と共に、町全体が祭り一色になる2日間だ。
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2007/1/12


祝儀袋 Syuugi-bukuro Celebration Envelopes

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 祝儀袋(しゅうぎぶくろ)は、さまざまな祝い事の際、お祝い金を入れて渡すための特別な意匠をほどこした紙包みのこと。結婚祝い、出産祝い、誕生祝いなど、それぞれの場面によって細かなマナーがある。
 起源については、日本古来の宗教である神道において、神前に供えた奉納物を包んだのがはじまりと言われる。基本的には、包み紙の他に「熨斗紙(のしがみ)」と呼ばれる帯をつけ、「水引(みずひき)」と呼ばれる紐で結わえる。そして包み紙の表には、祝いの場面に合わせた表題である「表書き(おもてがき)」を毛筆で書き加える。
 最近は熨斗紙や水引、表書きがすでにセットされ、簡略化されたものも出回っており、コンビニエンスストアでも買うことができる。しかし、祝儀袋は日本人本来の細やかな心遣いを端的に現す習慣のひとつであり、守っていくべき伝統でもある。
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2006/12/18


水引 Mizuhiki Mizuhiki

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 水引とは、慶弔事の時、祝儀袋や不祝儀袋、または進物にかける紐のこと。和紙を縒ってこより状にし、水糊を引いて乾かし固めたものである。
 その起源は飛鳥時代にまでさかのぼり、神事の供物を束ねる紐として用いられた。一色または二色が組み合わされた水引の色は、日本古来の衣装装束の格式、あるいは中国の陰陽五行説に由来すると言われ、それぞれの色・本数・結び方の使い分けに重要な意味がある。
 地域によってその意味は変わってくるが、慶事には紅白や金銀など、弔事には黒白や銀白などを使うことが多い。
 また、一般的によく使われる蝶結びは、何度もほどいたり結んだりできる結び方のため、「こんな喜ばしいことは何度あってもいい」という意味。色と結び方に想いを込める、日本伝統の美しい習慣である。
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