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2007/11/1


応声教院 山門 Ousyou-kyouin sanmon Sanmon Gate at Oshokyoin Temple

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 応声教院(おうしょうきょういん)は、静岡県菊川市中内田にある浄土宗の寺である。本尊は、準国宝の阿弥陀如来像とされる。
 斉衡二(855)年、茲覚大師により、文徳天皇勅願所の天台宗天岳院として創建された。
 後に、浄土宗を改宗した法然上人が、桜ケ池の竜神になったといわれる恩師皇円阿闍利を偲んで阿弥陀如来像を安置し、天台宗を浄土宗に改宗し、天岳院を応声教院に改名したと伝えられる。
 また、京都知恩院末、遠江十二支辰巳霊場としても知られ、阿闍利伝説の縁起書や歯吹阿弥陀如来座像などを所有している。
 石坂を登ると徳川2代将軍秀忠が建立した山門があり、のんべえ地蔵をはじめとした様々な地蔵や、遠州七不思議の一つ、片葉のアシや三度栗が植えられている。
 応声教院は、様々な伝説に彩られた古刹である。
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2007/10/24


北海道 賀老の滝 Hokkaidou Garou-no-taki The Garo Waterfall

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賀老(がろう)の滝は、北海道島牧郡島牧村にある大瀑布。道南の最高峰、標高1520mの狩場山に降る雨を集めて流れる千走(ちはせ)川が作り出した滝で、日本の滝百選にも選ばれている。別名、飛龍とも呼ばれる。
 35mの幅をもち、70mの高さから一気に水が流れる豪快な滝だ。これほど大きい滝なのに、滝つぼがなく、水は直接滝下の大岩にぶつかり、周囲一面にダイナミックに水しぶきを飛ばす。
 滝つぼについては「お宝伝説」が残る。松前藩が国替えの際に金銀財宝を幕府に没収されるのを恐れて滝つぼに埋めたために滝つぼがなくなった、というものだ。
 滝の近くには、川の縁の岩の割れ目から「ドラゴンウォーター」(竜神様の御神水)と名づけられた炭酸水が湧き出ている場所もあるそうだ。
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2007/9/28


下元郷獅子舞 Shimo-motogou-shishi-mai 

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 東京都西多摩群唯一の村、人口三千人足らずの檜原村には、古くから受け継がれてきた伝統芸能が数多く残されている。
 村内の多くの地区に伝えられている「獅子舞」もその伝統芸能のひとつである。これらは全て三匹獅子によるもので、奥多摩から関東一円に広がっているといわれ、その起源は室町時代にまでさかのぼるほど古いとされる。
 村の下元郷地区に伝承される「下元郷獅子舞(しももとごうししまい)」は毎年九月上旬に貴布禰伊龍神社(きふねいりゅうじんじゃ)へ奉納される舞である。
 家内安全と五穀豊穣の祈願、感謝の気持ちを込めて奉納される獅子舞の、舞始めと舞納めは神社で行われ、その中間の演目は神社外で舞うことことがあるという。
 三匹の獅子は黒い獅子頭を被り、舞には棒使いが絡む。辺りがすっかり暗くなると、舞はさらに熱気を帯びる。長い棒を巧みに操る、見応えのある棒使いの舞も披露される。
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2007/9/10


鹿児島 大浪池 Kagoshima Oonami-ike Lake Onami-no-ike

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 鹿児島の大浪池(おおなみのいけ)は、鹿児島県霧島市牧園町にある池である。霧島連山10湖の中で2番目に大きく、新緑や紅葉の季節には多くの人で賑わう。
 霧島山の火山活動により約4万年前に形成された火口の跡に水がたまって出来た湖である。
 火口壁の高さは標高1412mで、日本一高い所にある火口湖とされている。
 竜神伝説も伝わるこの池は、10湖の中でも魚の棲む数少ない池の一つである。冬には霧氷も見所の一つだが、マガモやカルガモなどの渡り鳥も羽を休めている。
 この一帯は霧島屋久国立公園で、山麓には観光施設が多数あり、大浪池展望所から望む、池に映る韓国岳方向の四季折々の景色は、まさに絶景といえる。
 大浪池は、美しい景観と高さを誇る火口湖である。
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2007/8/22


成田山新勝寺 三重塔 Narita-san-shinshou-ji Sanjuu-no-tou 

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 真言宗智山派の大本山である成田山新勝寺(なりたさんしんしょうじ)は、天慶三(940)年に寛朝大僧正(かんちょうだいそうじょう)によって開山された。
 不動明王をご本尊とし、全国より年間千三百万人の参詣者で賑わう。お不動さまは、真言密教の根本仏である大日如来の化身である。江戸期から「成田のお不動様」とよばれ親しまれてきた。
 三重塔は高さ二五メートルあり、正徳二(1712)年に竣工したもので、大工棟梁は桜井瀬左衛門であった。屋根は銅板葺で、柱などの軸部材に種々の地紋彫りを施している。
 また、軒下の組物から斜め下方に突き出ている構造材の尾垂木(おだるき)の頭が、通常と違い龍に変身している。唐様といっても、軒高には垂木を使用する代わりに、雲海模様の極彩色彫刻を見せる装飾豊かな板軒なのである。幾重もの雲海を泳ぎ回る数多の龍神様の姿は圧巻である。
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2007/8/9


龍城神社 Tatsuki-jinja Tatsuki Shrine

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 龍城神社(たつきじんじゃ)は、愛知県岡崎市康生町の岡崎公園内にある神社である。祭神は、徳川家康、本多忠勝。
 その昔、三河の守護代・西郷弾正左衛門稠頼(さいごうだんじょうざえもんつぎより)がこの地に築城した日、龍神を名乗る乙女が天守に現れ「われを鎮守の神と崇めよ」と言った。以来、天守楼上に龍神を祀り、城の名を龍ヶ城と称えたという。
 寛永年間(1624~1643)、家康が岡崎城内で誕生したという由来から、岡崎東照宮が岡崎城の本丸で創祠された。
 明和三(1766)年、本多忠粛が東照宮を三の丸へと移座し、徳川四天王の一人・本多忠勝を、映世(えいせい)大明神として本丸に祀った。
 明治になると再び東照宮を本丸内に移して映世神社と合併、龍城神社と改称し、康生町に移転する。
 現在、神社は岡崎公園内にあり、社殿と岡崎城が隣り合っている。
 龍城神社は、長い歴史を誇る徳川家と本多家ゆかりの社である。
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三杯谷の滝 Sanbai-dani-no-taki 

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 木菱川(きびしがわ)上流にあるのが三杯谷の滝(さんばいだにのたき)。白い飛沫(ひまつ)を上げながら、岸壁を縫って15メートルを一気に流れ落ちる姿は圧巻。
 大洲市河辺町には全国でも珍しい屋根付き橋が町内各地に残され、また復元されている。かつて橋桁の腐食を防ぐために、橋の上だけでも雨露をしのげるようにという願いをこめて造られたものだという。これらの橋を「浪漫八橋」と呼び、三杯谷の滝はそのうちの一つ、龍神橋から眺めることができる。
 また、この周辺は坂本龍馬が倒幕実現のため脱藩したというルートとして知られる。
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2007/7/24


佐久間ダムまつり Sakuma-damu-matsuri Sakuma Dam Festival

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 佐久間ダムまつり(さくまだむまつり)は、静岡県浜松市天竜区佐久間町にて毎年10月最終日曜日に行われる祭りである。
 ダム建設の殉職者の霊を慰め、ダム永年の繁栄を祈るお祭りとして始められた。
 まつりでは、皇居のお堀に住んでいた緋鯉と真鯉を、守護神としてこのダム湖に放流したことにちなみ、「竜神渡御」と「竜神の舞」が行われる。
 「竜神の舞」は、長さ約15m、重さ約60kgもある竜神を、いなせな半纏に鉢巻き姿の7人衆が自由自在に操って見せる舞で、竜神の胴体は鯉の鱗になっており、大変珍しいものとされる。
 ほかにも、さくま飛龍太鼓や、ダム湖上では手投げ孔雀花火、湖畔の広場ではお楽しみ会や大道芸、そばの早食い競争、景品付き投げ餅大会などが開催され、地元特産品の展示販売も行われる。
 佐久間ダムまつりは、地元に密着した、迫力ある祭りである。
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