NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/9/9


藤本滝 Fujimoto-taki 

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 藤本滝(ふじもとたき)は鹿児島の川内川の支流、市比野川の上流に位置する。二段滝で落差30メートル、幅15メートル。
 馬頭観音を祀った伝統的な行事、藤本相撲が開催される藤本農村公園から小道が通じており、藤本滝への入り口となる。滝つぼの近くにまで行くことができ、その姿を堪能する事ができる。
 両脇を深い茂みに覆われているため、真夏でも一帯は涼しい。流水は上段は斜め下にやや角度を変え、下段は垂直に一気に降りていくその姿は、自然が作り出す華麗な造形美だ。薩摩華厳(さつまけごん)と称されているほどである。
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2008/9/2


はかま滝 Hakama-taki 

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 はかま滝は、静岡県の伊豆半島北部、戸田の山麓にある滝だ。落差10mほどの小さな滝で、静岡県の沼津市と伊豆市との境界付近を源流とし、駿河湾へと流れ出でる戸田大川にかかる。
 その瀑容は、典型的な二段滝であるが、飛瀑が末広がりのように見えるため、はかまの形になぞらえて名前が付けられたという。
 滝にはガラス製の展望デッキが設置されており、美しく舞い落ちる水飛沫を楽しめる。また、滝壺まで降りることもできるため、間近で飛瀑を見たり、直接水に触って、その冷たさを感じることもできる。
 周辺は緑豊かな自然にあふれており、公園やキャンプセンターもあるため、初夏の新緑や秋の紅葉などの大自然の息吹も思う存分楽しむことができる。
 豊かな自然の中に響き渡る瀑音をBGMに、美しくたなびく白い瀑容と共にのんびりとした一日を送るのも悪くない。
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2008/8/25


霧合の滝 Mugou-no-taki 

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 霧合(むごう)の滝は、愛媛県今治市菊間町松尾にある落差20mの2段瀑である。えひめの自然百選に選ばれており、町の名勝にも指定されている。玉川町へと抜ける山道の中頃にある歌仙(かせん)公園内にあり、水量多く綺麗な流れの滝である。
 公園内には歌仙の滝というもう1つの滝があるため、古くから知られる霧合の滝は、古滝(ふるだき)とも呼ばれている。
 下段の瀑水は10mで、雄滝と雌滝に分かれており、勇壮に落ちる男性的な滝である。
 水流は絶えることなくごうごうと流れており、常に勢いのある流れとなっている。また、樹間には観音石像が刻まれている。
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2008/7/9


五色ケ滝 Goshikiga-taki 

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 五色ヶ滝(ごしきがたき)は、山梨県韮崎市の西方にある滝で、南アルプスの前衛、鳳凰三山を源流とし、小武川に注ぐドンドコ沢にかかる。
 落差が70mほどもある大きな滝で、絶壁から二段になって落ちる段瀑となっている。
 鳳凰三山への登山道の途中にあり、登山者達も休憩がてら立ち寄る場所で、下流には南精進ヶ滝と鳳凰の滝、白糸の滝がある。
 標高2000mを越える高地に位置するにもかかわらず水量は豊富で、豪快ともいえる瀑容を見せてくれる。
 滝壺はないが周囲は傾斜も少なく、開けているため、すぐそばまで近づいていろいろな角度から楽しむことができるのも特徴で、白い岩盤にヴェールをかけるように白瀑が滑り降りていく様を真下から見上げれば、よりいっそうの迫力を味わえるだろう。
 また、秋になれば周辺の木々が色付き、白い滝に五色の名のとおりの様々な色が加わって彩りあふれる瀑容を見せるなど、その時々で様々な魅力を放つ名瀑である。
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2007/10/11


緑田の滝 Midorida-no-taki 

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 緑田の滝(みどりたのたき)は愛媛県宇和島市の国道56号線、保場川沿いの緑滝温泉から上流に車で5分ほどの場所に位置する。
 車を止められる場所から、木々の覆い茂った遊歩道を1キロぐらい歩き、保場川にかかる古い木の橋を渡ると緑田の滝が見えてくる。落差約一二メートル、ニ段の滝である。さほど大きな滝ではないが、滝壷は広くて浅く、その幻想的な雰囲気は、どこか女性的な穏やかさが感じられる。滝の側には、休憩所が設けられているため、腰をおちつけてゆっくりと観賞することができる。
 緑田の滝のすぐ下には落差約二〇メートルの「緑沢の滝」がある。こちらも、風流な滝である。
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2007/8/1


色麻大滝 Shikama-ootaki The Shikama Otaki Waterfall

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 宮城・山形両県にまたがり、奥羽山系に属する県立自然公園船形連峰の中心に位置する舟形山(ふながたやま)。頂上部が船を伏せたような形をしていることからその名がついたといわれ、山形県では御所山との名称もあるその山の登山道沿いにあるのが色麻大滝(しかまおおたき)の大瀑布である。
 高さ41m、幅7mの迫力ある直瀑は断崖を豪快に流れ落ち、保野川にかかる。
 普段は、一度途中の岩肌にぶつかって落ちる二段の滝であり、静かで荘厳さに満ちた清冽な瀑容を見せるが、春先の雪解け時期になると水量が増して二段になることなく直接落ち込んでいき、その高さとも相まって豪快で迫力満点の直瀑へと変貌を遂げる。
 展望台や東屋、遊歩道も整備されており、遊歩道を下っていくと、その雄大な白い飛瀑を間近に眺めることができる。
 また、舟形山自体が紅葉の名所でもあるため、展望台から望めば、赤や黄色の彩りの中に浮かぶ白い絹糸のような大滝を眺望することができるだろう。
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2007/6/27


松見の滝 Matsumi-no-taki 

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 松見の滝(まつみのたき)は、青森県十和田市黄瀬にある落差90mの滝である。日本名瀑百選に選ばれている。
 その流れは奥入瀬川の支流・黄瀬川の上流にあり、二段の段瀑を誇る。
 黄瀬川ルートからは滝まで9kmあり、片道2時間半から3時間はかかる。蔦林道ルートで行っても、徒歩1時間30分はかかるという遠い場所にある。
 長い林道歩きの末にようやく滝の姿と水の音が聞こえるという、雄大さと荘厳さを感じられる奥入瀬の秘境と言える。
 奥入瀬渓流を歩く魅力は、歩く道と流れる水の高さが限りなく近い事にある。
 冬期は積雪で近づけず、緑が美しい春から夏の時期が最適の観光シーズンといえる。
 松見の滝は、まさに秘境の奥にある秘瀑である。
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2007/1/26


龍門の滝 Ryuumon-no-taki Ryumon Waterfall

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 龍門の滝は、大分県玖珠郡九重町の竜門寺境内に存在する、高さ20m、幅40mの滝である。
 中間に滝壷がある二段落としの滝で、夏には滝すべりや水遊びをする人で賑わう。
 鎌倉時代、中国(宋朝)からの渡来僧・蘭渓道隆禅師が幕府の招きに応じた際、当地に立ち寄り、この滝が「河南府の龍門の滝」に似ていることから龍門の滝と命名した。更に一宇を建立し、吉祥山竜寺と名付けたと伝えられる。
 シンメトリーな形状は一際目を引く美しさで、紅葉の名所としても知られている。
 また、この滝には大蛇がすみ、雷雨とともに清から現われ、太平寺の仁王門に巻きついたという伝説が残っている。
 辺りは竜門温泉と言われる天然温泉が湧き出る地である。
 龍門の滝は、なだらかな岩床を滑る滝すべりで子供達にも人気の遊び場であり、景勝地である。
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