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2008/7/15


角館のお祭り Kakunodate-no-omatsuri Festival of Kakunodate

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 角館のお祭り(かくのだてのおまつり)は、秋田県仙北市角館地区に伝わる、三〇〇年以上の歴史がある祭りである。旧角館町の鎮守である神明社と成就院薬師堂の祭で、地域の繁栄や商売繁盛などを願い毎年九月の三日間にわたって行われる。
 この祭りの見所は何と言っても、曳山(ひきやま)である。
 各町内の武者人形や歌舞伎人形を載せた一八台の曳山は、初日には神明社へ、翌日は武家屋敷通りを通って上覧のために佐竹北家当主へ、最終日には薬師堂へと賑やかな笛や太鼓のお囃子と共に曳き廻される。
 祭りが特に盛り上がるのは、曳山がぶつかる「やまぶっつけ」の時。町内で、山車どうしがかち合った際、通行権を巡って交渉するのだが、交渉が決裂した場合は、山車をぶつけ合う。狭い道幅いっぱいにあふれた観客の熱気に包まれ、さらに盛り上がる。
 優雅だが激しい、角館のお祭りは平成三(1991)年に国の重要無形民俗文化財に指定されている。
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2008/4/15


人形ケース けやき Ningyoukeesu Keyaki 

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 趣味の人形や想い出の作品、あるいは記念の品などを飾るのに最適な、おしゃれな高級ガラス人形ケース。
 使用されている木材は、木目が美しく、磨くと著しい光沢を生じるけやきである。
 日本産の、本物のけやきを使用しているので、堅くて摩耗に強く、見た目にも立派である。
 かぶせ形式となっているガラスケースは、結納品の高砂人形などを飾るのにも丁度良く、大変高級感溢れる品となっている。
 ケースは、和風民芸家具でありながら、和風の部屋にも、洋風スタイルの部屋にもとけ込んでくれる、落ち着いた作りとなっている。
 けやき製の人形ケースは、日本が誇る職人によって作られた、美しい人形をより引き立たせてくれるガラスケースである。
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2008/4/4


山形 いずめこ人形 Yamagata Izumeko-ningyou 

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 山形のいずめこ人形(いずめこにんぎょう)は、山形県鶴岡市に伝わる伝統民芸品である。
 「いずめ」とは「飯詰」の字があてられる、東北地方の冬期のご飯の保温具で、わらで編んだ丸いかごの事であり、それを利用して乳児をこの中に入れ、揺りかご代わりにしたその姿を「いずめこ」と呼んだという。
 大正初期に鶴岡の玩具工人・大滝武寛が、中に人形を入れた「いずめこ人形」として売り出したのが最初と云われており、現代では、庄内を代表する民芸品となっている。
 わら細工は、編んではわらを継ぎ足すという同じ作業の繰り返しで、実に細かく根気のいる作業であり、直径約30cmのいずめこが完成するのに要する時間はおよそ12時間と言われている。
 山形のいずめこ人形は、人々に親しまれている民芸品である。
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2007/12/25


深山和紙人形 Miyama-washi-ningyou 

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 深山和紙(みやまわし)は、この地が上杉謙信によって治められていた頃から、藩御用紙として使われており、起原は約四〇〇年前といわれている。
 雪深い当地の、冬場の家内工業を支える製品として、また伝統工芸品として、代々受け継がれてきたという。
 深山和紙の材料は楮(こうぞ)と呼ばれる落葉低木の皮である。楮の皮の繊維は長く、繊維が絡み合う性質が強いため、丈夫な紙が出来るという。量産が出来ないため、希少価値も高いとされている。
 その深山和紙はいろいろな製品に利用されているが、中でも深山和紙人形は、手漉き和紙の持つ素朴さと柔らかさが人気の人形である。和紙の温もりが人形の表情を豊かなものにし、観る者もつい微笑んでしまうという。
 深山和紙独特の風合いの良さが活きる、伝統工芸品である。
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2007/8/22


真穴の座敷雛 Mana-no-zashiki-bina 

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 真穴の座敷雛(まあなのざしきびな)は、毎年四月二日・三日に、愛媛県八幡浜市真穴地区で行なわれる、長女のための豪華絢爛な雛節供行事である。江戸時代の天明(1781~1788)の頃始まったとされる。
 自宅の部屋を片付けて空間を作ったところに、大工の棟梁が図面を興して多数の盆栽や小道具を使って庭園を作り、内裏雛を中心に各種人形を配置、手前には様々な海の幸や鉢盛り料理が供えられる。
 それは舞台芸術のような空間で、かつオリジナリティに溢れており、一度たりとも同じ座敷雛はない。
 大規模な為、準備期間は長くかかるものの、祭りの日の後も雛人形を片付けずにいると結婚が遅れるという言い伝えから、四日の朝には解体されてしまう。
 平成一四(2002)年には八幡浜市の無形民俗文化財に指定されており、地域の協力によって一般観覧も開催され、毎年この二日間に延べ二万人が訪れる観光行事となっている。
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2007/8/2


齋理の雛まつり Sairi-no-hina-matsuri The Japanese Doll Festival at Sairi Residence

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 齋理の雛まつり(さいりのひなまつり)は、宮城県丸森町の齋理屋敷で、毎年の二月上旬から三月下旬にかけて催される、雛人形の展示企画だ。
 丸森町のシンボルでもある齋理屋敷は、この地で七代続いた豪商、齋藤家の蔵屋敷であり、当主が代々齋藤理助を名乗っていたことから、齋理屋敷と呼ばれるようになった。
 今は郷土館となっているこの屋敷の居宅にある二十畳もの大広間で、齋藤家ゆかりの雛人形や、豪華な道具類が展示される。
 享保雛や古今雛、嫁いで来たお嫁さんが抱いていたという市松人形など、齋藤家七代の長い繁栄の歴史を豪華な雛人形を通して見ることが出来る。
 また、期間中は手作りの雛人形教室など各種イベントも開催され、見るだけではない楽しさも味わえる。
 今のものとは面立ちも雰囲気も異なるお雛様が長い眠りから目覚め、一堂に揃う様はまさに息を呑む荘厳さであり、豪商の館にふさわしい雛まつりとして、訪れるものを楽しませてくれる。
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2007/8/1


むらた町家の雛めぐり Murata-machiya-no-hina-meguri The Hina Festival of Murata

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 むらた町家の雛めぐり(むらたまちやのひなめぐり)は、宮城県柴田郡村田町にて3月の第4土、日曜日に行われる催事である。
 江戸時代後期、村田町は紅花の集散地として栄え、上方との紅花取引を通じて、都からさまざまな物品や文化がもたらされた。そのひとつが、商家に伝わる優雅な雛人形である。
 むらた町家の雛めぐりでは、享保雛・古今雛など上方文化を彩るお雛さまから、明治期以降の雛人形や色鮮やかな打ち掛け、現代雛まで多数を春弥生の商家の蔵や座敷に飾る。
 むらた町家の雛めぐりは、長い刻を経た今も大切に受け継がれ、多くの旧家が残る村田町ならではの、風情あるイベントである。
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2007/1/22


土井竹林 Doi-chikurin Doi Bamboo Forest

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 土井竹林は、三重県尾鷲市古戸野町にある竹林である。
 山林で材を成した尾鷲の富豪・土井八郎兵衛が、約250年前に鹿児島から数千本の孟宗竹を移植し、保護育成した竹林である。
 尾鷲の暖かくて雨の多い気候と、200年という年月からできた見事な竹林で、高さ15mもの美しい竹が400平方mに及ぶ敷地に群生しており、中には太さ直径30cmに達するものもある。
 竹林の入口にはミニ博物館「お人形の家」が存在する。この明治初期の木造の家屋は、土井家別荘であり、日本・世界の人形を集めて広く公開している。
 竹林は静まりかえっており、風が吹くとサワサワと葉の擦れ合う、心地良い音に包まれる。
 土井竹林は、日本情緒を思い起こさせる、癒しの空間である。
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