鬼北文楽 Kihoku-bunraku Kihoku Bunraku
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太夫の語りと三味線の音をバックに人形遣いが操る人形からは、えもいわれぬ色気が漂う。その動きは見るほどに美しく、観客を魅了する。文楽は三位一体の日本の伝統演芸。南与地方には鬼北文楽(きほくぶんらく)が継承されている。
江戸初期の三名座のひとつとして四百年の歴史を誇っていたのが、淡路の人形浄瑠璃・上村平太夫一座。彼らが使用していた人形の頭や衣装道具一式は、明治時代にこの地に伝えられ、大切に受け継がれてきた。特に人形の頭39点は、徳島の名工と呼ばれた天狗久(てんぐひさ)らの作で、芸術性が高い貴重な作品として、衣装道具一式とともに昭和三四(1959)年、愛媛県の有形民俗文化財に指定された。また、人形遣いは鬼北町の無形文化財に指定されている。
現在は伝承保存、後継者の育成を目的に鬼北文楽保存会、鬼北文楽後援会が組織され、敬老会や小学校での公演のほか、数年に一度の割合で近隣文楽グループとの合同公演も行っている。
江戸初期の三名座のひとつとして四百年の歴史を誇っていたのが、淡路の人形浄瑠璃・上村平太夫一座。彼らが使用していた人形の頭や衣装道具一式は、明治時代にこの地に伝えられ、大切に受け継がれてきた。特に人形の頭39点は、徳島の名工と呼ばれた天狗久(てんぐひさ)らの作で、芸術性が高い貴重な作品として、衣装道具一式とともに昭和三四(1959)年、愛媛県の有形民俗文化財に指定された。また、人形遣いは鬼北町の無形文化財に指定されている。
現在は伝承保存、後継者の育成を目的に鬼北文楽保存会、鬼北文楽後援会が組織され、敬老会や小学校での公演のほか、数年に一度の割合で近隣文楽グループとの合同公演も行っている。
- 住所
- 798-1395 愛媛県北宇和郡鬼北町大字近永800番地1
- 名前
- 鬼北町役場 鬼北文楽保存会
- 電話
- 0895-45-1111