NIPPON Kichi - 日本吉

2007/6/28

石段ひなまつり Ishidan-hina-matsuri 

Jp


 伊香保温泉の中心街、天正四(1576)年に造られ、温泉街のシンボルにもなっている「石段」に緋毛氈(ひもうせん)を敷いてひな壇に見立てたのが、この祭りである。
 保育園児たちがきらびやかなひな衣装を身にまとい、薄化粧を施してひな壇に模した石段上に勢ぞろいする。何とも愛らしい、原寸大のお雛様である。
 本来は三月三日であるが、土曜・日曜に合わせて行なわれる。対象園児は四月に小学校に入学する年長組で、初日は地元園児、翌日は公募で選ばれた地元外の園児達が登場する。
 この祭りは平成三年に始められたものでまだ歴史は浅いが、伊香保温泉の歴史は長い。約1900年前に発見されたと伝えられており、万葉集にも詠まれた由緒ある温泉だ。
 元は源泉の傍にあった温泉場を、長篠合戦での多くの負傷兵の治療のため、武田勝頼が真田氏に命じて現在の地へ移して広げ、温泉を効率よく配給するためもあってこの「石段」が作られたという。

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住所
377-0102 群馬県渋川市伊香保町伊香保
名前
伊香保温泉




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