NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/8/7


伎楽面 Gigaku-men Gigaku Mask

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 中国から伝わった伎楽(ぎがく)は、大きな仮面をつけて演じる、台詞が全くない無言劇のことである。
 この伎楽で用いる仮面を「伎楽面(ぎがくめん)」といい、舞楽面や能面よりも大きく、頭からすっぽりと被るもので、人顔・妖怪・獅子・金剛など役柄に応じて様々な種類が存在する。
 正倉院や法隆寺、東大寺などには、百面を超える伎楽面が現存し、国宝として指定されている。
 日本では六世紀頃、仏の教えを深く理解させ仏法を広める目的として、寺社の境内で盛んに伎楽が上演されていた。天平勝宝四(752)年、東大寺の大仏開眼の際にも、大規模な伎楽がおこなわれ、その時の伎楽面が正倉院に残されている。
 伎楽面には、「木彫」と漆を塗って固めた「乾漆」があり、木彫には楠木や桐が使われている。
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2007/4/3


ちんこんかん Chin-kon-kan Chin-kon-kan Dance

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 毎年8月16日、新倉町牛神社(大須賀神社)の例祭日に奉納される踊り。
 赤い衣装と鬼面をつけ小さな破魔弓を持った大鬼と、六尺棒を持った小鬼が大太鼓、小太鼓、鉦にあわせて力強く踊る。
 この牛神社は死んだ牛を祭るために天文年間(1532〜1555)に建立されたと伝えられており、しだいに雨乞いや虫よけの祈りも兼ねてこの踊りを奉納するようになった。
 一名「ちっこんかん」ともいい当て字で「竹根幹」とも記すが、この名称はおそらく楽器の音による命名と思われる。
 昭和34(1959)年、県無形民俗文化財に指定された。、
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2007/1/26


五馬市くにち楽 Itumashi-kunitigaku Itsumashi-Kunichigaku

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 五馬市くにち楽(いつましくにちがく)は、大分県日田市天瀬町五馬地区に伝わる、五穀豊穣を願う秋祭り「五馬くにち」の一部である。大分県指定無形文化財。
 五馬くにちには100年以上の伝統があり、町内の4地区で、10月20、21日に金凝神社の本城くにち楽、22、23日に阿蘇神社の塚田くにちみこし、24、25日に老松神社の出口くにち楽、26、27日に玉来神社の五馬市くにち楽(総称して五馬くにちという)の順番で行われる。
 五馬市くにち楽は最後に行われ、陽気な囃子にのって天狗、コモラシ(子ガッパ)、大黒、福禄寿などが練り歩き、全員によるみだれ杖という杖踊りで、最高潮を迎える。
 五馬市くにち楽は、いつまでも人々の間に残したい、伝統の祭である。
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2007/1/25


上野天神祭り Ueno-itenzin-maturi Ueno Tenjin Festival

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 上野天神祭りは、三重県伊賀市上野にて行われる近畿でも異色の大祭である。
 豪壮な二双の神輿の巡幸に供奉する楼車(だんじり)と、段の後について行進する豪華絢爛な9台の楼車、役行者と源頼朝を中心とするユーモラスな大小300の鬼行列が、一日中繁華街を練り歩き、遠く元禄の文化を再現する。
 上野天神祭りの起源は、藤堂高虎が天神宮を上野村山ノ神に遷しした事にはじまる。人々は天神宮を産土神として敬うようになり、町民は競って祭りを盛り上げ、供奉行列も年々凝った装いが施されるようになった。
 そうして文化・文政年間(1804〜1829)頃に、現在の天神祭の原形が出来あがった。
 上野天神祭りは、関西三大祭の一つに数えられ、国の重要無形文化財にも指定されている。
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